アスペルガー社会人のBlog

管理者に最も必要なのはコミュニケーション能力

『真実は人を動かす』を読んでいたところ、以下の文章に突き当たった。

最も普遍的な管理者の責任は、
人々の人間行動やパフォーマンスにプラスの影響を与えることである。
社員との付き合い方を知らず、
コミュニケートする術を知らない管理者に、
どうしてそのようなこと(=プラスの影響を与えること)が期待できるだろう。


『真実は人を動かす』は、
アメリカの鉄鋼会社ニューコアの会長ケン・アイバーソンの著作だ。
ニューコアという会社は、
『ビジョナリーカンパニー2』で飛躍した企業として取り上げられている。
20世紀後半に最も成長した企業11社のうちの1社なのだ。


アスペルガーは管理職に不向きだといわれるが、
本書を読んでいるとアスペルガーは管理職を目指さないほう良い事を痛感する。
管理職にはアスペルガーの苦手とするコミュニケーション能力が
大変重要であることが随所で述べられているのだ。

自分の会社もそうなのだが、
日本企業ではキャリアパスが管理職を目指す1パスしかない会社が多いと聞く。
今就労できているアスペルガーは次世代のためにも、
アスペルガーの得意分野を活かせるキャリアパスを作り、
会社に認めさせていかねばいけないと感じた。


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by abcde354 | 2009-09-17 02:13 | 読書 | Trackback | Comments(10)
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Commented by FP2 at 2009-09-17 17:37 x
そうでしょうね。
日本の、今までの会社では年功序列が全てでした。
それは各々がもつ社会性によって構築されてきたのでしょう。
アスペルガーの社会性は非常に弱いわけですから、年功序列しかない社会でははみ出し者でしかなかったわけです。

しかし、近年の年功序列が消え行く社会において、アスペルガーのハンディキャップはいくらかは解消されてきたようにも思えます。

自分の好きなライターに城繁幸という人物がいます。
ブログも開設されているので探せば見つかると思いますが、氏の文章や著書を読むと、今更年功序列にしがみつく必要もないと思えます。

会社が、国家が個人を守り、規制した時代ならば年功序列の意味はあったでしょう。
だが、市場(神の見えざる手)の力が、会社も国家をも叩き潰してしまう現代にあってはキャリアパスなど何の意味もありません。

国家も、会社も、それをいいように利用していくことを考えなければいけなくなってきたのですから。
Commented by レイモンド at 2009-09-17 18:30 x
幼稚園の役員の会長をやったときは本当に苦労しました。
まず自分には人をまとめて何かをやるという力が完無である事を知りました。
一匹狼なんですよね。そもそも。
情報交換は出来るけど、会話が出来ないのです。
見た目リーダーをそつなくこなすように見えるらしいのですが
絶対にリーダーは目指さないし、断ると決めています。
Commented by マルマル at 2009-09-18 07:29 x
警察は、昇進試験で上に昇るシステムなので、管理者としての素養などは関係なく、試験に合格さえすれば、どんどん「上司」になれちゃいますね。

人情味があり、捜査術が優れ、犯罪への勘が鋭い、実績豊かな・・いわゆる「こんな人が上司になってくれたらなぁ」という人材が認められず、試験で良い点が取れる人
だけが管理者の資格を得る実態は、現場の志気も上がらないだろうなぁ・・と感じます。
Commented by たもっち at 2009-09-20 00:22 x
管理職と言うのは、対人関係を構築するのが苦手な人たちにとって見れば、非常に辛く苦手なものだと思います。
しかし、アスペルガー故に一般健常者には見られない良い所もある事も事実です。例えば、自分自身が興味を持っている得意分野に関して、他の人と比べて格段に優秀な所をも持っているケースが非常に多く、それが生きがいになっているケースさえも多いです。
日本の場合は、個人よりも集団組織の方が優先されてしまうため、以上の様な事が思う様に発揮できないでいて、苦労している人達も同時に多く、偉そうな事を言ってしまいますが、私もそのうちの一人です。
私自身の場合は、鍼灸マッサージ師ですので、金銭的に余裕が出来、更なる技術が向上すれば、個性を発揮して行く形で、開業独立したいと思っています。
Commented by MIRAI at 2009-09-24 21:04 x
はじめまして。わたしもアスペルガーの診断を28のときに受けました。
確かに、人間関係は難しいですね。
でも、おっしゃるとおり、これからどんどん診断される人が出てくることは間違いないんですから、前例というか、モデルケースみたいなのが必要だと思います。
自分がそういうのになれればとは思いますが、程遠いです、今は。
もう少し理解されてくるといいのですけどね。それも私たちしだいですかね?
Commented by abcde354 at 2009-10-04 20:26
FP2さん、興味深いコメント有難うございました。
>近年の年功序列が消え行く社会において、アスペルガーのハンディキャップはいくらかは解消されてきたようにも思えます
なるほど、そういう見方もありますか。自分は会社が個人を守ってくれない時代はアスペルガーのハンデ全開という見方をしていたのですが、個人の特性にあった生き方を出来るということはアスペルガーにとって良い部分もありそうですね。
城繁幸さん、名前だけは存じておりましたが本を読んでみようと思いました。ご紹介有難うございます。
ちなみに、最近AFP登録しました。これからはAFPとしての勉強にも励んでいこうと思っています。FP仲間としても今後ともよろしくお願いします。
Commented by abcde354 at 2009-10-04 20:30
レイモンドさんも苦労されましたか。自分も高校生で部活の部長をやった時、歴代の部長と同じようにやっているつもりなのに全然まとめることが出来なくて何故出来ない??と悩み続けた覚えがあります。本当に一匹狼だと思います。コメント有難うございました。
Commented by abcde354 at 2009-10-04 20:35
マルマルさん、警察の昇進システムについて有難うございます。民間(弊社)は上司評価が中心ですので、上司にゴマするのが上手い人が早く昇進する傾向にあります。どちらにせよ、上司の理想像に合致する人が上司になるケースは少ない気がします。昇進システムというのは難しいですね。
Commented by abcde354 at 2009-10-04 20:37
たもっちさん、おっしゃるとおり、アスペルガーは得意分野に関しては秀でている場合が多いですね。お互い得意分野を活かして、生活の糧につなげていきたいですね。
Commented by abcde354 at 2009-10-04 21:00
MIRAIさん、アスペルガーが理解されるかは、私たちの世代の行動次第だと思っています。定型からみても尊敬されるよう人間性を磨き、技術を磨き、一目おかれる存在になることが、次世代につながると信じています。お互い出来る範囲で次世代のモデルケースになれるよう頑張ってまいりましょう。
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成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。
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