アスペルガー社会人のBlog

他者を受容できるようになったのは、自分が大多数と違うと分かったから

「受容」についてこちらにコメント頂いたので、
この話題を取り上げようと思う。

自分が他者を「受容」出来るようになったのは、
アスペルガーと確定診断ついて以後だ。
自分はほとんどの他者と違った感覚を持っており、
自分の感覚は大多数には理解されないと分かったためだ。

アスペルガーと診断される前は、
アドバイス頂いてもほとんど拒否かスルーしていた。
自分の感覚と相容れないものが大多数であったためだ。
かつての上司は大々的に愚痴っていたので
自分が「他者と決定的に違う」のだと気づいたのであって、
普通の愚痴り方であればスルーしていたであろう。

しかし、アスペルガーと確定診断頂いて以後は、
自分と相容れない感覚を「定型の感覚なのだ」と考え
アドバイスを受容してみる姿勢を持てるようになった。
前の上司のアドバイスを徹底的に受容してみて
前のプロジェクトが成功したことも、
受容を促進する要因となっているだろう。

受容が社会性の核なのであれば、
アスペルガーの確定診断は社会性を育むためにも重要ということになる。
アスペルガー傾向の周辺にいてお困りの方は、
本人にアスペルガーの確定診断を受けさせることで
解決の糸口が見出せるかもしれない。
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by abcde354 | 2010-05-21 23:20 | 自己分析 | Trackback | Comments(11)
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Commented by ベージュ at 2010-05-22 00:25 x
こんばんは。
私はなぜか、いつの間にか、からかわれるのです。
ここ2、3年真剣に自分の何が原因でそうなるのか考えましたが、分からないので、支援センターに相談に行くことにしました。
自分の自尊心について、また、自尊心一般について、いろいろ考えることがめっきり多くなってきました。

重たい内容ですみません。
Commented by abcde354 at 2010-05-22 00:52
ベージュさん、からかわれるとは辛いですね。ただ、同じ結末がいつも待っているというのは冷酷な言い方ですが、ベージュさんにも要因があるのでしょうね。支援センターの方との相談が有益になるよう願っています。
Commented by ちか at 2010-05-22 02:14 x
以前ASの疑いがある部下を持っていた定型者です。何回かコメントを書かせていただいたことがあります。4年間部下と一緒に仕事をして最初の2年間はどうしてよいか途方にくれ、円形脱毛症になりました。3年目は自分なりに部下の特徴からASではないかと疑い、とうふさんや他のAS当事者さんのブログを参考に指示を与えましたが、本人に自覚が無かったため、何度もぶつかりました。4年目にようやく本人が「他者とは違う」ことを受け入れて、他の者とはやや異なる仕事を与えることで上手く業務がまわりました。
現在彼女は別の部署ですが、窓口業務もなく黙々と期日までに資料を仕上げる仕事を与えられて、非常に精神的に安定しているようです。私の部署は窓口・電話対応に常に反応しなければならず、さらに臨機応変さを求められるところだったので、彼女にとって非常に苦痛だったのだろうな、と今更ながら思います。適材適所、そして理解ある上司、これがASでも定型でも仕事には必要不可欠なんでしょうね。
Commented by ちか at 2010-05-22 02:36 x
長々とすいません。ASかと思われる方に診断を勧めるのは、上司でも同僚でも非常に勇気がいります。人格否定につながりかねませんから。とうふさんのブログにもある「自閉症スペクトラム指数(AQ)自己診断テスト」をテレビの心理テスト並の感覚で周囲も一緒にやってみる、というのも手だと思います。私の部下の場合は、あまりにも何度も同じ失敗を繰り返すので「記憶力に問題があるのではないか?」と脳神経外科への受診を勧めました。一歩間違えば「人権侵害だ」と訴えられてもおかしくないスレスレの会話だったと思いますが、本人が周囲が医療機関を勧めるくらいひどいレベルだと気づいたために、自分が他者とは異なることに気づき、その後の関係が良好になりました。現在ASの疑いがある同僚を持つ方で困っていらっしゃる方は、別の医療機関へのアプローチ(電話の取次ぎ間違いが多ければ聴力に異常があるのでは?など)だと角が立たないかな・・?と思うのですがいかがでしょうか?ただ、本人に直接ASではないか?と言うのはとてもデリケートな問題だと思いますし、身内や友達ならともかく同僚、上司であれば尚更です。そこが目に見えない障害であるが故の難しさなのかもしれません。
Commented by マルマル at 2010-05-23 20:32 x
とうふさんの「受容が社会性の核なのであれば」というコメントにハッとしました。asの方のみならず、全ての人に言える言葉だと思います。

相手や他者の気持ちや意見を、呑み込む、受け入れる、ということは、自分に直接関わりのない内容なら出来そうですが、自分への苦言やアドバイスなどは、どうしても抵抗感や不快感や反発観が邪魔して、すんなり受容できません。 私も、表面上は摩擦を防ぐために「そうですね。解りました」などと言うのですが、そのアドバイスや注意などがなかなか身につかず、同じ失敗もしてしまうのです。
でも・・・注意、忠告、アドバイスは「いただけるうちが華」だと思います。
誰にも何も言われなくなったら、本当の淋しさに襲われると思い、相手の気持ちに出来るだけ素直な対応で応えようと努力します。
「あなたに私を受け入れて欲しい」人は誰しもこの気持ちを持って接しているものですよね。ですから受け入れの幅を広げることが、大切だと思います。ちなみに、その幅の中に受診への方向性もあれば・・・さらに良いのですが。
Commented by 絢未 at 2010-05-24 17:40 x
とうふさんの言われる通り、「違い」を知ること大切ですよね。
「多くの人は私とは異なる価値観を持っている」
それを知る事が出来たおかげで、今の自分があると思えます。

日本語では「違う」を「間違い」と「異なる」の両方に使うので…
多くの人たちは「違い」に「間違い」のニュアンスを感じるのでしょうか。
「違い」に優劣や善悪の価値観を入れてしまいがちです。
だから、成人は診断しませんなんてドクターが出てくるような気がします。

ただ単に違う、異なる、それだけでいいと思うんです。
違いから起きる不便さや困難に対処するためには
「違い」を知るのはとても重要な事だと思います。



Commented by やすな at 2010-05-25 18:17 x
私は社会に出る寸前でASの診断をもらったので、受容することは意識して行いますがすごく不安なんですよね。

どういうことに、定型の人とどれだけの違い、差があるのかがわからない。。

私自身は過適応していると思っているし、過適応による精神的負担も大きいですが定型の人から見たらまだまだかもしれない。

いただけるうちが華・・・まさしくその通りだと思います。
今の組織はIT系で許容度が大きすぎるので、逆に不安になります。。
私は周囲が受容できる範囲に収まっているか?それとも受容することを諦められているか?

人が受容される範囲から飛び出ていて、誰かが精神的にまいってしまう所に自分が居ないか、いつも考えさせられます。
Commented by abcde354 at 2010-05-30 17:58
ちかさん、実体験に基づく貴重なコメントを有難うございます。アスペルガーとストレートな表現で言うのが大変難しいことが分かりました。
ただ、一方でこんな話もあります。アスペルガーという言葉自体を知らなかった頃なのですが、変わった先輩がいました。その先輩は自分でも「他者とは違う」自覚を持っていて、体がおかしいのではないかと思い、体の中を徹底的に調べたことがあったそうです。脳ドッグもやったようです。しかし、全て異常なしと言われた、と言っていました。先輩は自分が先輩と似ていると感じたらしく、そういう話をしてくれました。
知っていても言えない、何か違うのに正体が掴めない、どちらもジレンマですね。
Commented by abcde354 at 2010-06-03 21:55
マルマルさん、『注意、忠告、アドバイスは「いただけるうちが華」』、前の上司の時はまさにその気持ちを失わなかったからこそ最後までご指摘し続けてくださったのだなと思いました。忘れかけていたものを思い出させて頂き、有難うございます。
Commented by abcde354 at 2010-06-03 21:59
絢未さん、コメント有難うございます。
>違いから起きる不便さや困難に対処するためには「違い」を知るのはとても重要な事だと思います
まさにおっしゃるとおりだと思います。同じようなお考えの方がいて嬉しいです。
Commented by abcde354 at 2010-06-03 22:04
やすなさん、自分も
>どういうことに、定型の人とどれだけの違い、差があるのかがわからない。。
それは同じです。
自分の場合、かつての上司が愚痴ったり前の上司が沢山ご指摘くださったりしたので、その中で違いを少し理解しているだけです。まだまだ理解は不十分だと思っています。
<< 「マインドマップ」でアスペルガ... アスペルガーという自覚は他者か... >>


成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。
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