アスペルガー社会人のBlog

アスペルガーと定型はサポートの必要な分野が違うだけでは?

「アスペルガーにとって勤務しやすい職場」へのコメントを拝見していて、
疑問に思った事があった。

アスペルガーはサポートが必要だから、
サポートが必要な面倒な人は誰も採用したがらない、
といった前提の元に皆様議論されていたように感じたが、
では、定型が全てにおいてサポート不要なのだろうか?と。

何故なら、自分は今、仕事のある特定の分野においては
チーム内部で最も詳しい人間となっている。
結果として、その分野の仕事があった時には、
自分が定型にその分野の概要を説明し、疑問点を解消する役割を担っている。
この「説明」や「疑問に答える」といった行為は、サポートとは違うのだろうか?と。

自分は"ある特定の分野"について誰かに教えを受けて詳しくなったのではない。
自力でソースを解析してドキュメントを起こし、その分野で行なわれている事を把握した。
しかし、どうも定型は、自力でのソース解析といった作業が苦手のようだ。
もっと説明してほしい、と要求されることが多い。

アスペルガーと定型とではサポートの必要な分野が違うだけで、
サポートが必要なことには変わりないのでは?と自分は思っているのだが、
皆様はどう思われているのか、是非お伺いしたい。
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by abcde354 | 2011-07-02 23:06 | 社会適応 | Trackback | Comments(12)
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Commented by S.H. at 2011-07-03 00:27 x
定型の人の抱えるスキルの凹凸は、社内でそれを補う組織があります。
しかし非定型の凹凸を補う組織はありません。

社員は、組織の利益のために働きますので、組織の利益にならない
アスペルガーのサポートには協力しません。利益にならないためです。

私個人の場合、あくまで定型のふりをして仕事をしていますので、
非定型である能力の欠損については、自助努力で補い、それでも補いきれない
ものは、部署内の定型の人間に頭を下げてサポートを乞うことになります。
しかし、こうした場合、ほとんどまともなサポートは得られません。
なぜなら、アスペルガーのサポートを行う組織が無いからです。

アスペルガーに対する一定の理解のある海外でも、アスペルガーの継続勤務を
支援する組織を会社内に持っているケースはないようです。
日本ではまずありえません。
Commented at 2011-07-03 01:21 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ジョンキル at 2011-07-03 11:36 x
ある程度以上の規模の会社ならば、ASと定型の2分論ではなく、様々な人の弱みをお互いに補い合うことによって、業績を安定させ信用を得ています。定型の人だって、もちろんサポートが必要ですし、実際されているはずです。
ASの得意分野で発揮される平均以上の成果によって、他の人の時間や手間をとらせるマイナスが相殺されていれば、平均並みの待遇が得られて然るべきだと思います。また、もし定型でとうふさん同様にソース解析ができる人がいたならば、その方はより高い評価と待遇を得られるでしょう。
 ではなぜASは避けられてしまいやすいかといえば、例えるならば原発のように、一旦トラブルになったときの修復に甚大なコストがかかるタイプが多いからだと思います。うまくコントロールさえされていれば昼夜を問わず高効率で成果を生み出すことができる、「だから環境を整えてコントロールしてほしい」とASは思うのですが、社会の変化の激しい昨今想定外のリスクは高まっています。常にコントロール可能な業務に限定されてしまうとなると、一般就労では「使いにくい人」になるのではないでしょうか。
 S.H.さんのご投稿、その通りだと思います。
Commented by こしゅこまま at 2011-07-03 15:28 x
非定型の方が一般就労を継続するには、定型=多数派で、この社会が概ね多数派の手で多数派に合わせて構築されていると承知の上、非定型=少数派としての安定解を考えていく必要があると思います。S.H.さん・ジョンキルさんのコメントからは、徹底した状況分析と自己制御でAS症状が行動化しないよう努め、職場でのポジションを確立なさっていることが伺えます。
以下はお二人の補足に過ぎませんが、『定型の人が抱えるスキルの凹凸』は、サポートする側(多くの場合こちらも定型)にとっても経験/認知済なので、それを補う体制が既に整っている事が多いですし、なかったとしても、サポートを必要とする側がわざわざ解説せずとも自然に共感してもらえるので、すぐ対応してもらえます。
対して『非定型の凹凸』は少数派特有の凹凸であるため、サポートする側にとっては未経験の思いも寄らない要求をされる、という状況になります。当然ながらサポート体制はないのですが、サポートする側がこの違和感を拒否するか/受容するかによって、新規に体制を整えてもらえるか否かが左右されます。違和感を受容した上で適切なサポートをしてもらうには、サポートを必要とする側の解説が必須となるのです。
Commented by 居眠り猫 at 2011-07-03 23:06 x
他者に教わらなくては分からないことがあることと、高機能広汎性発達障害対策としての支援が必要なのとは、質が異なることだと思います。

例えば、一から教えるつもりで未経験者を縫製工場で雇うことはあるでしょう。
しかし、「既製品として売られる洋服を作る時には、ボタンホールを開けるべきでない位置に開けてはいけない」ことまで教えなくてはわからない人を、教育係をあてがってまで雇いたいと思う企業はまずないと思います。

単に得手不得手を補い合ってすむ範囲に留まることなら、そもそも障害とは判断されないでしょう。
Commented by サボテン at 2011-07-04 14:25 x
サポートの違いを一言で表すならば「暗黙のルールへの理解力」でしょうか?
自身の経験から、当事者は先ず暗黙のルールを理解して初めて業務内容取り組めることが多かったです。同僚から「○○して当たり前」というのが分からず何度も質問して相手を苛立たせたこともありました。
ルール自体が白黒の間の限りないグレーのグラデーションのようでもあり、その曖昧さを把握するのに苦労しました。
なので、労働環境において当事者は本来の業務理解にプラスして暗黙のルールを把握するというハンデを背負う一面もあるのではないでしょうか。
暗黙のルールは集団生活で会得する機会がほとんどですが、二次障害に陥る前や社会人になる前に把握できていたなら・・が本音です。
Commented by スコブル子 at 2011-07-05 12:40 x
暗黙のルールが分からない事なんて、全然ムカつきません。
特別な才能がないのも、別に良しとします。
お互いに助け合えば、それで済みませんか?
それは労力伴うけど、成長の為に、できる範囲だけでも行動して、視野を広げていけば良いと考えてます。
サポートの種類が違って当然だと思います。
質問下手ですが、指摘されて、怒られて学ぶ人間かな?って私自身は、それをサポートだと考えてます。
Commented by マルマル at 2011-07-05 19:42 x
ASの人と定型では、サポートの種類というより、サポートの概念が違うのではないでしょうか?

定型は「質問されたので、答えた。教えた。」という行為をサポートとは感じず
質問されたり頼まれたりしたわけでは無いけれど、自ら察して先回りしてやっておいた事や、気をきかせて自ら電話を入れておいた事など、相手やお客様のために自ら積極的に行動したことをフォローとかサポートと感じる事が多いと思います。

一社員さんの専門的分野の能力の高さは、業績や仕事のスムーズな遂行を支えるのに役立っていて、評価されるべきものです。
が・・・上司に「Aさんをサポートしてやってくれ」と言われたときは
Aさん自身が気づいていないミスを表面化する前に・・。Aさんが忘れそうなポイントを事前に・・。Aさんの立場になって助けたり指示や指導したりする行為を「サポートする」と言うのではないでしょうか。

Commented by rei at 2011-07-07 10:13 x
スコブル子さんの書き込みが興味深いです。主体と客体が綺麗に?混合している。
Commented by ゆっこ at 2011-07-09 21:41 x
ご無沙汰しております。いつも拝見させていただいています。日々努力されているとうふさんに、良い影響を受けています。

今回の記事を読んで、私も「定型だろうが非定型だろうが、サポートが必要なのは同じ」と考えます。

ただし、サポートの必要な回数・時間は大きく異なると思います。非定型の方が多いでしょう。ただ、定型でも多くなることはあるでしょう。

一番の問題は、サポートしたいかしたくないか、ではないでしょうか。
アスペルガー傾向のある私の同僚は、言い間違いが多いです。しかし、私たちの業務で言い間違いは致命的。それを注意すると、間違った言葉を直して言い直しますが、謝罪やお礼の言葉はありません。
「何度も注意させて申しわけありません」「いつも気をつけてくださってありがとうござます」「改善するにはどうしたらいいか相談させてください」
そういってもらえると次もやる気になりますが、何も言われないと嫌な気分になってしまいます。

定型の大半は、「共感」とかそういった「感情での交流」を望みます。それが苦手な非定形のサポートは、行った側の無力感を増大させ、サポートしたくなくなるのでは、と思います。
Commented by abcde354 at 2011-07-10 00:03
皆様、コメント有難うございました。アスペルガーのサポートは質量ともに定型と大きく異なる、またサポート体制が整っていない、更にはアスペルガーは感謝の気持ちを示せないのでサポートしたくなくなる、だからアスペルガーは採用したくない、といった所に集約されるのかなと思いました。アスペルガーのサポート体制が整った組織が今後出てくれば変わってくるかもしれませんと思いました。どうも有難うございました。
Commented at 2011-07-10 19:55 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。
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