アスペルガー社会人のBlog

「信頼」とは何か

「信頼関係を築きましょう」のコメントにて「信頼」について様々な定義を頂戴した。
「信頼」についてはその後も考えることが多い状態だったが、
今日読んでいた『これからのリーダーに贈る17の言葉』の中で
偶然「信頼」の分かりやすい定義があったので、一例までにご紹介したく、以下引用する。

「ウチの職場は雰囲気が悪くて」
「部下が信頼できない」
私は、しばしばこんな相談を受ける。
若いビジネスマンから部下をもつ上司、果ては社長まで、
実にさまざまな立場の人が日々の日常に悩みを抱えている。
もちろん、お気の毒だとは思うが、一方でこう思う。
それは、あなたが信頼に足る行動をしていないからではないか、と。

いったい、信頼とは何であろうか?
それは、きわめてシンプルなものである。
約束を守る。
嘘をつかない。
間違ったことをすれば、謝ったうえで改める。
人の悪口は言わない。
こんな幼少時に教わったことを、愚直に実行することである。
それは、他者に求めるのではなく、自らが実践することである。
ときに相手に裏切られることもあるだろう。
しかし、それでもなお、これを自らに課し続ける。
そうすれば、いつか必ず相手も信頼を寄せてくれるようになる。

佐々木常夫著 『これからのリーダーに贈る17の言葉』 p.68-69 

佐々木常夫さんはご存じのとおりご長男が自閉症である。
そのこともあり、障害者を含む社会的弱者に対して厳しくも温かいまなざしをお持ちだ。
本書にもご長男から受けた影響を感じることが出来、身の引き締まる思いがした。

これからのリーダーに贈る17の言葉
佐々木常夫

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by abcde354 | 2012-12-01 23:07 | 社会適応 | Trackback | Comments(16)
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Commented by かとうママ at 2012-12-02 00:28 x
こんにちは。

 約束を守る。
 嘘をつかない。
 間違ったことをすれば、謝ったうえで改める。
 人の悪口は言わない。

この4点を守っていただけば、愛想が無くても笑顔が無くても、私は相手を信用(信頼)できるだろうなと思いました。

「嘘をつくつもりではなく 言いわけだった」、
「間違ったことではなく 状況によるやむをえない変更だった」、

となりがちなところを、原則を守ろうと努力してくれる姿勢に、私でしたら信頼感もてます。
Commented by ROMから一言 at 2012-12-02 15:33 x
ブログ主さんが(佐々木常夫さんが書いてるような)「信頼」に足るお人柄であることは、記事を読んでるだけでも充分伝わってきますし、スキル的にもレベルが高いみたい(社内試験でいつも上位)なのに、職場でいまいち信頼を獲得できていない様子(『「信頼」についてはその後も考えることが多い状態』ってそういう意味ですよね?)なのは、なぜなんだろう?と疑問だったんですが……先日のちむさんとの遣り取りでなんか分かった気がします! あれ、相手が顧客や上司だったらアウトですよね?
#長すぎるって怒られちゃった……後半に続きます。
Commented by ROMから一言 at 2012-12-02 15:34 x
さっきの続きです。
具体的に言うと、ブログ主さんはちむさんからの最初の質問が意図する所を読み取れてなくて、論点がズレた回答をしてしまい、ちむさんがそれを指摘した上わざわざ言い方を変えて質問し直したのに、ブログ主さんは自分が論点を把握できてないことを自覚できず、やはりズレた回答を繰り返してしまってます。
ブログ主さんには全然悪気はないし真面目に受け答えしてるんだけど、アスペ特有の『自分の感情を把握できない』感覚が原因で、ブログ主さんの気持ち・気分を尋ねている質問者に、場合によっては「正直に答えたくないからはぐらかしてるんじゃないか?」と誤解されかねない回答をしてしまっているんですよね。

ブログ主さんが特に定型の人たちから信頼を得るためには、誠実な人格は現状充分に備わってると思うので、アスペ特有の認知・感覚のズレを自覚→修正する努力の方が最優先なんじゃないかなぁと感じました。
Commented by megron at 2012-12-02 16:04 x
この人は裏切らないだろうな≒この人は信頼できそうだ

本来「信頼」というのはもっと積極的な意味合いがあるのかもしれませんが、自分の中では割と上記のような捉え方をしているかもしれません。
Commented by マルマル at 2012-12-02 20:10 x
信頼している相手があなたに「愛情ゆえにあえて本心と違う冷たい言動をした」ら、それでも相手を信頼できるでしょうか?
よくASの人は「愛しているがゆえに突き放すのだ」「相手のことを大切に思うから決別する」という感覚が理解できないと聞きます。
冷酷な事を言う相手の目に涙があふれていたら「本心は言葉通りでなく相手もつらいのだな」と感じられるか? 字義や言葉通りの受け取りしか出来なくて信頼が崩れるということは無いか?。
また、ROMさんもコメントされているように、誠実で率直で真面目なASの人の返答や態度や表情のありかたが、誠実ではなく不真面目で人をバカにしていると誤解されることも多々あると感じます。
このように、言葉や活字が頼りで表情やそれまでの成り行きを判断に入れずらいASの人と、言葉以上に表情や仕草やそれまでの流れで本音を嗅ぎ分けやすい定型とでは、信頼の質が違ってくるのではないかと思います。良書で学んだ事を、現実に行動に移すにおいて、やはり自分の理解者や通訳という存在は必要ではないでしょうか。


Commented by can at 2012-12-02 23:13 x
佐々木さんの4つの条件
それは正解なんだろうけど
イコール毒にならないことなのだよね。
でも修練の足りない僕なんかが思うことは薬になることまで求めてしまう
まずいことに好き嫌いまで入り込んでしまう・・・
Commented by アスペルガー経理職 at 2012-12-03 20:18 x
長年アスペルガーをやっていて、抽象的な定義の議論とかが
無意味で、一般社会では害悪なことがいまだにわかりませんか?
そんなことやってても信頼なんか得られないですよ。
Commented by can at 2012-12-03 23:09 x
アスペルガー経理職さん

全く意味がわかりません。

>抽象的な定義の議論
抽象的な定義っていう日本語があるのか?
4つの条件が抽象的な議論?
日本語としてよくわかりません!

仮にそういう表現で表せる事象があるとしても
>無意味で一般社会では害悪なことがいまだにわかりませんか?
これは、あなたの考えであり、一個人の考え方をなぜわからないのか!と
すごむあなたはいったい何なんだ?

>そんなことをやっても信頼なんか得られないですよ。
あなたが信頼得られないと思うけどな・・・

>長年アスペルガーやっていて
好きでアスペルガーやっている人がいると思っているのか?!
謝れ。

こりゃ本物のアスペルガー経理職さんでないな。

Commented by 高山 at 2012-12-04 01:53 x
アスペルガーの人は嘘をつかない、常に正直でいるという美徳を
愚直に守っている人が多いようですね
定型の世界で生きていくには時には嘘が必要というか
むしろ嘘だらけのほうがうまくいくような気がします
自分の感情を押し殺したほうがうまくいくといいますか
ただでさえ、アスペルガーの感情表現は定型にはわかりづらいので
余計にあまり感情を表に出さないほうがいい気がします
とは言っても感情表現を全くしないのもストレスがたまるでしょうし
感情エネルギーを消費する手段が仕事以外に何かあればいいのですが
難しいですね
というか信頼の話でしたね
別に無理してまで信頼される必要があるのかなと私なんかは思ってしまいますが
アスペルガーが定型の世界で、人間関係でもって信頼を得るというのは
ものすごく難しいことで
信頼を得ようと思ったら
人間関係よりも仕事をいかにきっちりこなすかとかそこら辺のことで
どうにかするしかないんじゃないですかね
Commented by マルマル at 2012-12-05 07:52 x
アスペルガー経理職さま

ここ、ブログですからね。それもとうふさんの個人的な。
抽象的なものの定義がズレていると、一般社会でのコミュニケーションが困難になるので議論の必要はあるんです。日常生活や特に職場で、抽象的な定義の議論ばかりやっていると迷惑なコトになりますが、
ここ個人のブログですからね。のびのび率直に出来るんですよ。
こういう議論をASと定型が出来る、重要な場所なのです。
こういう場所でやりとりして議論しないと、職場や学校や家庭では出来ないでしょ?  とうふさんの投げかけたテーマに参加した人、ROMしている人の中には、感情や行動に恩恵を受けた人は、私を含め沢山いると思いますよ。
それと、アスペルガー経理職さんのコメントには、よく「悪」という漢字が出て来ます。これはもっと慎重に使った方が良い漢字ですよ。

Commented by ジョンキル at 2012-12-05 22:33 x
佐々木さんの定義とはとは違いますが、普通、信頼できる人ってどんな人かと言ったら、期待を裏切らない人のことだと思うのですよね。

アスペルガーは永遠に、多数派が期待する言葉や行動を返さないから一般的な意味での信頼をされることは無理だけれど、「このことを頼めば間違いない」っていう意味での信頼は得られると思うのですよね。

なんだか教科書みたいなコメントになってしまいましたけれど、実は私は常日頃、このことを、何度も繰り返し自分に言い聞かせながら生きています。

そんな私は、アスペルガー経理職さんのおっしゃりたいことも、なんだかわかる気がします。

とうふさん、ファイト。
経理職さん、そう、それでいいんですよね。
Commented by 健一 at 2012-12-13 00:20 x
私なりの勝手な思いですけど、「信頼」には「リスク」がいい意味でも悪い意味でも表裏一体のような気がします。
「リスクを持ってでも相手を信じる」「リスクを持ってでも自分を信じてくれる」のが「信頼」を築くのように思います。

最初に「リスクを承知でも相手を信じてみる」。ここから始まるのかな。
Commented by マルマル at 2012-12-14 21:38 x
健一さんのご意見、全くその通りだと思います。
「信頼」の理想型ですよね。信頼にも覚悟が必要です。

ここでASの方に伺ってみたいのですけれど、
「リスクを持ってでも相手を信じる」「リスクを持ってでも自分を信じてくる」「リスクを承知でも相手を信じてみる」など・・・
この「でも」という反転する考え方や感覚は、理解できたり、受け入れられたりするでしょうか?
ちなみにASの友人は「信頼感とはどんな感覚なのか味わってみたい。0か100かのどちらかの決定に偏る僕としては、絶対的信頼感か疑いを捨てきれないかのどちらかになるから、いつも何か疑うような感じになってしまうんです」と言っていました。




Commented by 高山 at 2012-12-15 21:37 x
私、個人の感覚としては
絶対に100パーセント信じられる人間関係というものはこの世には存在しないと思っているので
後は必要性の問題ですかね
リスクを持ってでも信頼というか人間関係を作る必要性がある場合は
リスクがあっても人間関係を作ろうとしますし
逆に必要性がないなら無駄にリスクをとるのも嫌なので
なにもしないでしょうね
ただ単に必要性があるかないか、ただそれだけですね
無条件で人を信じてみるとかそういうのは
まぁ、今までの経験からしてもうできないですね
Commented by マルマル at 2012-12-18 09:23 x
高山さん、ありがとうございます。信頼感を必要性でコントロールするのは、社会性の感覚ですね。チーム感覚も、恋人関係も。
確かに、信頼しなきゃ前に進めないことってあります。
私はふと「この人なら信頼できる」と感じて魅かれる相手(老若男女に関わらず)も居るんです。でも、良く考えると、地域や仕事やサークルや趣味など、何かの枠内で何かの条件に合っているからかも知れません。

Commented by abcde354 at 2012-12-24 00:31
非常に示唆に富むコメントを皆様有難うございます。
ROMから一言さんのコメントを拝見して、自分は「質問に対して答えられていますか?」と確認を入れるようになりました。
またマルマルさんのコメント拝見して、自分のシングルタスクを思い出し、次の記事につながりました。(表情と言葉が不一致でも気づかない、表情と言葉を同時処理することが出来ないため)
All or Nothing は自分自身もそうですが、最近AllもNothingもないとようやく理解できるようになってきた気がします。このBlogを通じて教えて頂いたというところでしょうか。
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成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。
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