アスペルガー社会人のBlog

第一人者の地位を出来るだけ早く獲得すること

アスペルガーでありながら、何故自分が仕事を続けられてきたのか考えてみた。
「小さな分野での第一人者の地位を、局面局面において得られてきたこと」
が理由の一つではないか、というのが自分なりに出した答えだった。

新人の頃、自分はとにかくプログラミングが早かった。
当時は、電話取りもまともに出来ず、コピー取りも端が揃わない状態だったが、
プログラミングだけはチームで誰よりも早かったので忙しいチームから重宝された。

今は、あるシステムの構造についてチーム内で最も詳しいことにより、
仕事を続けられている。
そのシステムの構造については自分に問い合わせるしかない状況だからだ。

勿論、第一人者の地位を得るために見えない所で相当時間を割いている。
プログラミングを出来るようになるために自宅で練習していた。
システムの構造を暗記すべく資料を持ち帰ったことも1度や2度ではない。
上司に分からぬように休日出社したこともある。

小さな分野で第一人者の地位を出来るだけ早く獲得する事。
アスペルガーが仕事をする上で一つの参考になれば嬉しい。
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by abcde354 | 2013-05-03 21:39 | 自己分析 | Trackback | Comments(19)
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Commented by マルマル at 2013-05-04 12:34 x
確かに、ひとつの分野や作業に突出した知識や能力や経験値を持っている人に、周囲が寄りかかったり助けられたりすることは多いにあります。
「あなたには感謝しているし評価している。その分野はまかせるから、ほかの苦手なことはしなくて良いからね」と言ってもらえたら理想的ですよね。
いろんな事がオールマイティーに平均点レベルで出来る人。
ひとつの分野が優れていて、ほかのことはからきしの人。
個々の能力がうまく組み合わさり、お互いの欠点より長所に目が向く環境があれば仕事が楽しくなるだろうなぁ。

それには「出来ない事は努力して少しでも出来る様にすべき」という定型向け指導と
「出来ることを伸ばして、出来ない事は無理にさせない」というAS向け理解が必要だと思うんですよね。
Commented by abcde354 at 2013-05-06 23:51
おっしゃる通りだと思います。今の上司のように出来ないことを出来るようにさせようという発想もありなのかもしれませんが、アスペルガーには、前の上司のように出来ることで120%使うという使い方をして頂きたいですね。
Commented by puri at 2013-05-08 01:32 x
うらやましいですなぁ・・・とうふさん。
私は障がい者枠の就労継続支援A型事業所で就労することができ、そこではマイペースで仕事がこなせますが、とうふさんのような難しい仕事はできません。正社員で一般就労についたこともありましたが、AS特有の能力の偏りのためか仕事がこなせませんでした。まぁ、選び方もわるかったのでしょうけど・・・。
Commented by ROMから一言 at 2013-05-09 11:40 x
新人〜若手、あるいはチームの新規メンバーであれば、立場を確立し雇用を継続してもらう『保険』として、「小さな分野で第一人者の地位を獲得する事」はとても有効だと思います。

でも、年功を積んで中堅〜管理職候補になってくると、「小さな分野で第一人者」ならOK、というわけには行かなくなってくるんですよね……。「今の上司」氏と「前の上司」氏の、ブログ主さんに対する「使い方」が異なるのは、ブログ主さん自身の社内での立場が以前とは違うから、でもあるんですが。

puriさんのように障がい者枠で就労なさってる、あるいはすご〜くニッチな特殊技能で就労している(調香師とか調音師とか棋士とか……職人系のお仕事?)のでない限り、一般的な職場で何年経っても「小さな分野で第一人者」だけで働き続けるには、相当な覚悟(常に自分が得意な「小さな分野」を探し続ける努力とか、昇給・昇格は難しいものと心得るとか)が必要かと……。
Commented by マルマル at 2013-05-09 19:00 x
ROMさんのコメントで思ったのですが、確かにとうふさんもしかりでASの人は、他者の評価が「過去の良い思い出、悪い思い出」から変化しにくいように感じます。

「前の上司」さんが、今現在、とうふさんの上司になったら、前のような理想的な関わり方は出来ないかも。
前の上司さんは結果主義だったかも知れません。成果や効率を上げるために、部下の能力や個性を見極めマッチした指示を与えてくれた。
しかし、今のとうふさんのへの指示は(中間管理職教育の内容も含むなら)いくら前の上司さんとはいえども、とうふさんが苦手な事や出来ない事を言わなければならないはずです。
司令塔としての上司か、教育係としての上司か、管理する上司かなどその役割で、上司と部下のそのときの関係性が変化してくると思います。

今の上司は(とうふさんにとって人間的に魅力の無いタイプかも知れませんが)さらに、とうふさんの苦手な部分に着手しなければならない立場の上司なので、とうふさんはよけい前の上司と比較してしまうのではないでしょうか?




Commented by abcde354 at 2013-05-10 00:42
前の上司は「部下のことも考えてくれる人」であって、今の上司は「自分の利益しか考えない人」です。前の上司に相談するといつも、とても長文で真剣な回答を頂けます。本当に有難いことです。前の上司にも「××については新人以下」とか平気で言われましたが、部下のことを考えての発言だったので納得できていました。
Commented by ROMから一言 at 2013-05-12 10:24 x
私が書き込んだコメントについて、考察して下さったようで嬉しいです。

確かに「今の上司」氏は、「面倒見の良い」タイプじゃないようですが、私はそれほど極端に利己的だとは思いません。「そういう人って時々いるよねー」って感じです。
もし彼が自分の上司だったら、「『面倒見の良い』タイプじゃないんだな」と割り切って期待せず、たまに同僚と彼の愚痴をこぼし合いながらも、自分でさっさと事を進めます(もちろん、必要な根回し・段取りはしますが)。

それから「今の上司」氏が、中堅社員となったブログ主さんに『次ステップの道筋を示してはくれない』のは、特に面倒見が悪いのでもないと思います。ブログ主さんのような学歴・職歴をお持ちなら、中堅になった自分が次にどういう路線で努力すべきか、自覚できるのが普通だから。「中堅」という立場では如何に振る舞うべきか、中学校〜大学で学んでいる間に、教科学習以外の活動を通して、習得できているのが普通だからです(かつての同級生が、今、どんな具合に活躍しているか、連絡を取ってみると参考になるかも)。
Commented by ROMからもう一言 at 2013-05-12 10:25 x
『下手な事をして他者の人生に悪影響を与えたくないという気持ちが強い』との一文、アスペ当事者さんのお気持ちをよく表している至言だと思いました。ただし、この感慨は、私がASに興味を持って理解しようと考えているから、持てるものです。ASを知らない・興味が無い、「今の上司」氏のような定型多数派の普通の人たちにとっては、なんて幼弱・未熟なメンタリティーなんだ、と呆れられてしまうかも……

アスペ当事者さんが、障がい者枠で就労せず、ASであることをCOせず、一般的な職場で普通の会社員として働き続けるため、最初に必要な『覚悟』は、ご自身が幼弱・未熟なメンタリティーを抱えているにもかかわらず、定型発達をした多数派の人たちと同じ土俵に立とうとしているのだと、割り切って受け入れる事、なのかな……と思いました。
Commented by abcde354 at 2013-05-12 22:26
ROMさん、どうも有難うございます。大変勉強になりました。ただROMさんのお話で2つ真面目に理解できなかったところがあります。1点目は「中堅になった自分が次にどういう路線で努力すべきか、自覚できるのが普通だから。」というところです。では自覚できていない自分が振舞うべき行動の答えをずばり示してくださっていないのは何故なのか、知りたいです。(同級生たちはリーダーとして活躍しています、でもアスペルガーはリーダーにならないほうがいいとしつこく主治医等の支援者には言われています)
Commented by abcde354 at 2013-05-12 22:33
2点目はマネジメントを避けたいのが「幼弱・未熟なメンタリティー」というところです。定型多数派に「幼弱・未熟」ととらえられる理由がどうにも理解できない状態です。自分は下手なマネジメントをする上司達に散々翻弄されてきたので、自分が同じ間違えを犯したくないという気持ちが強いのですが、それは未熟な考えなのでしょうか。(定型はアスペルガーほど上司のマネジメント能力に翻弄されることがないので、こういうことを思わないのかもしれませんが)
Commented by ROMの考察1 at 2013-05-13 12:14 x
私のコメント、真摯にお考え下さって嬉しいです。

私自身は“アスペ当事者さんは、思考・感情を司るシステムとしての脳が、定型多数派とは異なる様式で機能しているため、時に、定型多数派から見ると『幼弱・未熟』と捉えられてしまうような、考え方・感じ方をすることがある”と解釈してます。以下は、その上での私なりの考察です。長くなって恐縮ですが……

まず、1点目のご質問について。
【分からないことは、先生/上司に質問 & 質問された先生/上司は答えを示す】
というのは、ブログ主さんが、児童〜生徒〜学生〜新人〜若手だった頃、
【推奨されていた振る舞い & 当たり前に返ってきた対応】
でしたよね。何故なら当時のブログ主さんは、『こども/ 半人前』で『おとな/一人前』の先生/上司から庇護されるべき立場だったから。
仮に、面倒見の悪い先生/上司が、答えをずばり示してくれなかったら、非難されるべきでした。何故ならその先生/上司は、『こども/ 半人前』であるブログ主さんに対して『おとな/一人前=庇護者』の義務を果たしていないから。
Commented by ROMの考察2 at 2013-05-13 12:15 x
しかし、現在のブログ主さんは、中堅すなわち『おとな/一人前』で、もはや庇護されるべき立場ではなく、
【自身の行動は自身の判断で選択する権利/ 義務がある &
『半人前』の後輩に対して『おとな/一人前=庇護者』としての義務を果たす】
ことが、【推奨されている振る舞い & 当たり前に返すべき対応】です。
「今の上司」氏からすると、「もう『一人前』なんだから、振る舞うべき行動を自身の判断で選択する権利を侵害しちゃいけない/ 義務をこっちが負う義理はない」とお考えでも、ブログ主さんに対して庇護者の義務を果たしてない、と非難される謂われはありません(面倒見悪いよねーと、部下に愚痴られることはあっても)。
Commented by ROMの考察3 at 2013-05-13 12:16 x
「同級生たちはリーダーとして活躍」している現状は、ブログ主さんが受けた教育が、「中堅」という立場では如何に振る舞うべきかを、定型多数派なら普通に習得できる課程だったことの、エビデンスになります。言い替えると、ブログ主さんの学歴・職歴なら、アスペ当事者であることを知らない定型多数派から、リーダーとして活躍するよう期待されても致し方ないって事です。

だからブログ主さんもリーダになれ、と言っているわけではないですよ。定型多数派から向けられる、一定のエビデンスに裏付けられた期待に、敢えて応えない選択も有りです。が、然るべき覚悟・段取りが必要となるでしょうね……
Commented by ROMの考察4 at 2013-05-13 12:17 x
2点目のご質問は、ブログ主さん自身、かなり核心に近い所まで考察できてます。

アスペ当事者さんは、その特性から、自身を取り巻く状況を総括的に把握するのが苦手なため、
【先生/上司の庇護を求めがち→極端に強い影響を受けてしまう→心酔/ 翻弄状態に陥りやすい】
ので、そういう懼れのお気持ちが特に強くなってしまうのだと、私も思います。

上記メンタリティーは、ASを知らない・興味が無い定型多数派から見ると『こども/ 半人前』のメンタリティーに酷似しているため、『幼弱・未熟』と、捉えられてしまうのでしょう。
Commented by abcde354 at 2013-05-13 23:27
ROMさん、本当に有難うございます。
前の上司に「人間関係はgive and take、それは上司と部下であっても同じ」、と言われたことを今でも覚えていますが、そういうことでしょうか。
一人前の大人とみなされる年齢となった以上、部下であっても自分で判断し行動して当たり前である、視野の狭さを自覚しているがために周囲に聞きまくり答えを求めたがる自分の行動は子供が庇護を求める行動と同じように見える、と理解しました。
Commented by ROMからもう一言 at 2013-05-14 10:11 x
私の考察、ご理解戴けたようで嬉しいです。

「前の上司」氏の仰る通りですね。たとえ庇護者たるべき先生/上司であっても、教え子/部下が将来大きな成果を出してくれることを期待して庇護を与えるわけですし。"Give and take"は、好ましい人間関係=信頼関係の基盤だと思います。

それから、お好きでない話題だと思いますけど、
現在お勤めの会社としては、破格と言えるくらい良い学歴である事は、ずっと付いて回ります。ブログ主さんからすると不当に思える、期待だったり僻みだったり……でも、アスペ当事者とは知らない定型多数派からすると『当たり前』なのだ、とお心得下さると幸いです。
Commented by 高山 at 2013-05-14 23:59 x
ROMさんはアスペルガーは幼弱・未熟なメンタリティーである
といいたいのではなくて
アスペルガーは定型からそういう風に見られがちであるとおっしゃりたいわけですね
ところでとうふさんは今の上司にあまりいい印象をお持ちでないようですが
とうふさんの今の上司に対する感情というのはこのブログの読者さんには
なかなか共感を持たれないかもしれないですね
ブログの文章を読んでいるだけではその上司がどんな人なのか
具体的なイメージを持つのは難しいので
みなさん、自分の持っている好きじゃない上司のイメージで
その上司をイメージするのです
ですのでとうふさんの今の上司に対するイメージと
読者の皆さんのとうふさんの上司に対するイメージとどうしてもずれができてしまいますね
Commented by ROMから補足 at 2013-05-17 10:43 x
髙山さんにも、私の考察、ご理解戴けたようで嬉しいです。

ご指摘の通り、自分の認知と他人の認知には『どうしてもずれができてしまう』という前提でいることが大事、だと私も思います。だた、定型多数派同士なら、思考・感情を司るシステム=脳が、概ね似通った様式で機能しているので、そもそも極端に大きな『ずれ』が生じることは少ないし、互いの経験の違いを打ち明け合ったりすることで、容易に共感を持つこともできます。

私が上記した「アスペ当事者さんが、一般的な職場で普通の会社員として働き続けるため、最初に必要な『覚悟』」を、より精確に補足させて戴くなら、ご自身が定型多数派とは異なる様式で機能する思考・感情を司るシステム=脳を抱えているにもかかわらず、定型多数派と同じ土俵に立とうとしているのだと、割り切って受け入れる事、となりますね。
Commented at 2013-05-20 03:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。
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