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アスペルガーは負の感情をプラスのエネルギーに転化出来るか

アスペルガーは負の感情をプラスのエネルギーに転化出来るか。

一個人の経験に過ぎないが、自分の場合は
「転化出来たこともあるが、打ちのめされることが多い」
という答えになるだろう。

自分の場合、大抵は負の感情に打ちのめされてしまう。
大学受験での失敗も大学卒業後まで引きづってしまった。
前向きに捉えられるようになったのは最近のことだ。

ただ、転化出来た経験もゼロではない。
前の上司との仕事が終わってしまった後、
またいつか一緒に仕事して次こそは認められたい
という一心から高度情報処理技術者試験の勉強をした。
今でも早帰り出来る日に勉強せずにはいられないのは
前の上司と続けて仕事出来なかった悔しさがバネになっている。

執着が強いと言われるアスペルガーにとって
負の感情が負であり続けるとそれは打ちのめされることになるが、
一度プラスに転化出来た場合それは大きなエネルギーになりうると感じる。
負の感情をプラスのエネルギーに転化させるという意識を持って
日々を送っていきたいと今回感じた。
Commented by ゆったりのんびり at 2013-08-11 09:55 x
とうふさん

私は負の感情に押し流されそうになったときには歩きます。
大体10kmぐらい歩きます。歩きながら負の感情をもたらした出来事についてあれこれと思いをめぐらせます。家の中でただ沈んでいるよりも、歩いているといろんなことに気づき、前向きになれます。ですから歩きます。

歩いてもあまり思いがめぐらないこともあります。
それは自分のなかにその出来事に関する情報が少ない時です。そんなときは、何が足りないんだろうと考えながら歩いています。そして足りないことが浮かんできたら、後で調べます。そして歩いて、思いをめぐらせます。
ある出来事については、10年以上歩きながら思いをめぐらせています。10年の間にいろんな経験を積んだので、少しずつですが良い方向に進んでいます。

歩いてもすぐに解決とはなりませんが、私は歩いています。
歩く行為には意志が必要なのですが、意志を働かせると前向きになれるような気がします。意志が人生を切り開くものだからでしょう。
Commented by ROMから一言 その1 at 2013-08-12 18:03 x
私は、オリヴァー・サックス博士(脳神経科医)の著書で自閉症スペクトラムに興味を持ち、更に理解を深めるため、アスペ当事者さんが書いた本を読んで(一番参考になったのはテンプル・グランディン博士の『自閉症感覚』ですね)、思考・感情を司るシステムとしての脳が、定型多数派とは異なる様式で機能しているだけなんだなぁ……と解釈するようになりました。ブログ主さんのお仕事に喩えて言えば、ハードウェアのスペックが定型多数派とは異なる、って感じでしょうか?

生まれ育った社会の文化的背景が概ね似通っているなら、アスペ当事者さんと定型多数派とで、抱く感情の種類(喩えて言えば、ソフトウェアですかね?)は大きな差が無い&生じるのは若干の個人差だと、私も思います。ただし、ハードのスペックが異なる故に、感知・認知の仕方=感情の質・量に差が生じてくるのでは……と考察してます。
Commented by ROMから一言 その2 at 2013-08-12 18:04 x
現に、ブログ主さんが負の感情に『打ちのめされる』と表現してらっしゃる所を、ゆったりのんびりさんは『押し流される』と書き替えておられる。つまり、『負の感情』という抽象概念を、”液体”かつ”流れ去るもの”としてイメージし、自分がしっかり意志を働かせて踏ん張っていれば、押し流されずに前向きになれると感知・認知している、と私は読解しました。

それに対して、ブログ主さんの『打ちのめされる』という表現からは、『負の感情』を強い衝撃を与える”固体”かつ”断続的に襲われるもの”(マルマルさんが以前コメントしていらした、所謂フラッシュバックですね)として感知・認知している様子が伺えます。

感情の感知・認知は全く個人的な経験であって、直接比較は容易ではないのですが……それでも私は、アスペ当事者さんが『負の感情』から受ける”衝撃”と”不安”の大きさを、思い遣らずにはいられません。定型が負の感情をプラスのエネルギーに転化させる方法をアドバイスするよりも、アスペ当事者さんならではのハードのスペックに合わせた方法を、ブログ主さんご自身が考察していくお手伝いができれば……と思っています。
Commented at 2013-08-12 20:45 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-08-12 20:46 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-08-12 20:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-08-12 20:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by abcde354 at 2013-08-12 21:47
本題ではありませんが、鍵さんのご質問に先にお答えすると、自分であれば「アスペルガーではないか」とはっきり言ってほしいです。
自閉圏の人は世間と自分とのズレを感じており、その違和感の原因を探していることが多いからです。自分はアスペルガーと分かって本当に世界が変わりました。分かって良かったと思っています。
Commented by 高山 at 2013-08-12 22:18 x
私の個人的な考えですが
基本的に負の感情というのは
自分の意志でどうにかできるものではないと思っています
負の感情をどうにかして消費するには
今の自分が置かれている環境を変える
つまり負の感情の元を断つ、か
あるいは新しい、今の自分が持っていない新しい外からの情報を
どうにかして取り入れるかのどちらかしかないと思っています
この場合の情報というのは、もちろん本からでもかまわないし
自分の経験からくる情報でも何でもかまわないのですが
つまり、どういうことかと言いますと
たとえばアスペルガーの人が他のアスペルガーの人から
何かしらの自分の今まで持っていなかったアスペルガーに関する新しい情報を
得ることによって、アスペルガーが要因で起こる負の感情を少し消費できる、
とかそういう感じです
Commented at 2013-08-13 19:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by マルマル at 2013-08-14 02:33 x
とうふさん、私の疑問をテーマにして下さりありがとうございます。
そうですね。誰しも執着あるものには「残念無念がパワーになる」がありますね。特に、ASの人の執着は「モノになる。卓越した知識となる」までに到達する確率は高そうです。
くやしさがバネになる・・はASの人にもある。
しかし、ショックから立ち直り強くなる(←耐性や度量がつく)や、過去に苦手だった人(幼い頃あんたにはよくいじめられたね・・など)と仲良くなる(←関係性の変化)、という種類の負の感情はプラスになりにくい、ということでしょうかね。ASの人が、ものすごく前向きで粘り強い面と、ものすごく臆病でトライする前から放棄しちゃう面の極端さは、ある種の負の感情記憶が薄められないからかなと思います。
Commented by ゆったりのんびり at 2013-08-14 11:40 x
マルマルさん

私にとっても、とても興味深い考察をされています。そこで教えてくださいませんか。
どうしら、ある種の負の感情記憶が薄められるとお考えでしょうか?
Commented by 高山 at 2013-08-14 21:53 x
マルマルさん、アスペルガーの人が過去の遺恨を忘れないのは
ある種の合理性から来ているように思います。
遺恨がある相手から謝られたならともかくとして、そうでないなら
アスペルガーの人は過去の遺恨を簡単に忘れはしない気がします。
時間の経過や血縁に何の意味があるのかということです。
血縁ならなにをしてもいいのか?
遠い昔のことならなにをしてもいいのか?
そういうことだと思います。
こういう根拠の無い印象論のような話はあまりしたくないのですが。
Commented by ROMから質問 at 2013-08-15 11:22 x
なるほど! アスペ当事者さんの『ある種の合理性』すなわち極端に効率化・特化していて、余計なことに気を散らす余裕が無い脳をお持ちだから、定型多数派がモヤンとした”気体、強烈だったとしてもせいぜい”液体”のようにしか感じない負の感情を、もっと濃度・密度が高くて強い衝撃を与える”固体”のように感じてしまう。

そして、時間の経過や相手との関係性などでも薄めることができない(確かに、気体・液体なら容易に希釈できますが、固体ではできませんね!)、自分の意志さえも介入させることができない、という感じでしょうか?>髙山さん&アスペ当事者の皆様
Commented by 高山 at 2013-08-15 17:32 x
言葉足らずだったような気がして申し訳分けないのですが
私が合理的と書いたのは、その人本人にとって合理的だということです。
合理的かどうかというのは、人それぞれどういう生き方をするかによって変わってくるものだと思います。
ですので、私は時間の経過や血縁にあまり意味を持たせない、それこそが合理的ということだと、そう主張したいわけではありません。
悪魔でも過去の遺恨をあまり気にしないタイプの人にとって
それは合理的なことなんじゃないかとそう思っただけです。
それから、アスペルガーの人はみんなそういうものの見方をする
みたいな感じに書いていますが、これは明らかに単なる憶測ですね。
申し訳ありませんでした。
Commented by マルマル at 2013-08-15 19:55 x
ゆったりのんびりさんへ
「マルマルさん、どうしたら、ある種の負の感情記憶が薄められるとお考えでしょうか?」
というご質問について「ひたすら待つ」しか思い当たりません。定型は、他者からの説得や、活字や映像などの影響が入りやすく「苦手を克服する動機や、相手を再度信じようとするきっかけ」が多いと感じますが、ASの人は、ずっと以前にとうふさんがおっしゃっていた、いわゆる「自閉脳」という、周囲からの意見や刺激を跳ね返して受容しにくい資質を持っているようなので、一端刻まれた印象は、あるかないかのきっかけや来るか来ないかの時期を待つしかないかなと思います。
高山さんのおっしゃる「合理性」と言われると、なるほど!と、とても納得できます。
TVドラマのガリレオの福山雅治さん扮する湯川秀樹の「それは論理的でない!」の域ですね。
Commented by ROMから御礼 at 2013-08-15 23:25 x
早速の回答&掲載ありがとうございます>高山さん&ブログ主さま。

確かに! 何を以て”合理的”とするかは十人十色、ですよね。それから、自分の脳が何について極端に効率化・特化しているか、アスペ当事者さんご自身にとっては当たり前すぎて、気付かないことだってあるでしょうし……
やはり、安易な一般化は出来ない&当事者さん個々人が御自分のハードのスペックに合わせた方法を模索していくことになるのですね。

8/12のコメントで高山さんが仰っていた『何かしらの自分の今まで持っていなかったアスペルガーに関する新しい情報を得ることによって、アスペルガーが要因で起こる負の感情を少し消費できる』というのは、偶々、負の感情を少し消費できる(=負の感情記憶が薄められる)”きっかけ”にめぐり逢えた一例、ということですね>マルマルさん。
Commented by マルマル at 2013-08-16 19:46 x
ROMさんへ。 マルマルです。

そうですね。的を射たコメントとか自分がピンとくる情報で、感情がやわらぎ、そのときの記憶の負担や苦痛が少し減ることはありますものね。
まさしく、きっかけとの巡り逢いですね。

Commented by ゆったりのんびり at 2013-08-17 08:31 x
マルマルさん

ありがとうございます。


ASの方は情報の選択をしていて、強い印象しか受け取らないように思います。
そして受け取った印象は過去の印象と結び付ことなく、新たな印象とも結び付くことなく、そのまま記憶に残るだけ。だからその印象がよみがえるとそのときの感情がそのまま涌いてくる。そのために執着が強いといわれるのではないかと思います。
少しずつでも、いろんな印象を受け取れるようになり、受け取った印象を他の印象や表象と結び付けることができるようになればASの特性を薄めることができると思います。

情報の選択は脳という肉体の一部が行っているのではなく、閉ざした自分自身。
Commented by abcde354 at 2013-08-24 17:43
皆様、大変勉強になるコメントを有難うございます。定型とアスペルガーの違いをまた一つ理解出来た気が致しました。
コメント頂いて感じたことを次の記事にまとめました。またご感想頂ければ嬉しいです。
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by abcde354 | 2013-08-11 00:18 | 自己分析 | Comments(20)

成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。


by abcde354