アスペルガー社会人のBlog

役割は細部まで徹底的に演じなければ意味がない

ここ数日、1枚の写真に釘付けになっていた。
1枚の写真とは、リンク先の写真だ。
「役割を演じている人の気持ちが分からない」の中で取り上げた
映画「貞子3D2」イベント中に取られた写真で、
握手会の一風景を切り取ったものらしい。

貞子を演じている”誰か”はどういう気持ちで演じているのか、
少しでも理解出来ないかと調べている中でこの写真に巡りあった。

写真を見た最初、
髪の毛の間から微かに見える眼が黒く縁どられているのを見て
顔見られても良いように特殊メイクしっかりしているのかと思ってみたり、
容易に判別できるはずの鼻や口が見えないので白塗りしているのかと思ったり、
当日は雨だったのに腕から手の白塗りが綺麗な状態だなとか思っていた。

ただ、ずっと見ているうちに、この写真に釘付けになった理由が分かった。
演じている”誰か”の素が出てしまっているように見えるのだ。
素が出ていると自分が感じた1つの要因は手の指。
貞子はこちらの写真のように不自然に指を開き
引っ掻くような手の動きが特徴の一つだが、
釘付けになった写真は指が開いていない。
また釘づけになった写真は首の角度も人間が普通に取る角度で
こちらの写真のように下を向いたまま目を合わせないといった状態でもない。
釘付けになった写真は気味悪くも怖くも感じず、
肘のつき方を見ていると”誰か”はお疲れなのか?とすら思ってしまった。


そこまで見ていて思い出したのが前の上司から最近教えて頂いた言葉だった。
「自分は常に部下から見られているという意識を持っている」
「だから、上司として部下の前で疲れは見せないようにしている」
「だから、上司として部下の前で感情の起伏は出さないようにしている」
というものだ。

前の上司と前回仕事をした時、
自分はいつも笑顔で話を聞いてくれる前の上司を「神」ではないかと思ったが、
それは徹底して部下が接しやすい上司を演じてくださっていたからだと思い知った。
前の上司はボロを出すことなく徹底して演じてくださったから
自分は前の上司の負の面をみることなく心から信じて仕事出来たのかと思った。

役割を演じるならば、役割をしっかりと定義し、
その定義に沿って細部まで徹底的に演じなければ意味がない、ということを
前の上司の言葉とこの写真は教えてくれたように感じた。

皆様はこの写真をみて、演じている”誰か”の気持ちをどう推測されましたか。
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by abcde354 | 2013-08-27 23:13 | 社会適応 | Trackback | Comments(4)
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Commented by かとうママ at 2013-08-29 21:33 x

ずれているかもしれませんが、この写真を見て まず感じたことを、書かせていただきますね。

骨格から見た感じ、男性? と思いました。


役柄を演じるとき、舞台などで プロとして細部まで徹底的に演じるかたは、もちろん たくさんいると思いますが、その場限りの仕事として、型通りの役を、気持ちを込めずに演じてる人も、けっこういるように思います。

だから何だ、と思われるかもしれませんが、そういう感想を持ちました。

( わたしは、貞子は怖くてトラウマになりそうなので、見たことがありません・・・。 ショックな画像はずっと記憶に残りますので、見ないようにしてます。)
Commented by abcde354 at 2013-08-30 00:48
自分も貞子の映画は見たことがありません。視覚処理が限界を超えてしまうような気がします。
やるなら徹底的にやりたいと思うようになったのも、前の上司の影響かもしれません。あの時の前の上司は、本当に隙がない演技でした。
Commented by マルマル at 2013-09-01 12:56 x
とうふさん、季節柄、怪談から・・という訳でもないでしょうが、貞子の動きから前の上司さんにつなげてきたとは、これまた、めっちゃユニークですわぁ。
確かにこの写真」の貞子はイベント会場で「ふぅ、疲れた」という気を抜いた一コマなのでしょうね。
私も過去、勤務中の夫と街中でランチをしたとき、私にも営業スマイルが張り付いたままで社交辞令を言う夫を見て吹き出し「あ〜、家に帰らないと鎧は完全にとれないのか」と、夫の不器用さを知ったことがありました。
という私も、友人から見ると「普段と全くキャラが違う」らしいです。意識して仕事モードに入っている部分と、無意識に「そこの場の人」になっちゃってる部分があります。

前の上司さんとも、世間話として家族や趣味や学生時代や旅ことなどを振れば、思わぬ素顔が「この写真」のごとく、見られると思いますよ。

Commented by ゆったりのんびり at 2013-09-02 23:50 x
とうふさん

すごいところに目が止まりましたね。

人は動かないと思っているものが不意に動くと驚きます。
最初の脱力した手は、動かないを演出したものでしょう。
そして、引っ掻くように広げた手は、恐怖を与えるためのでしょう。
動かないと安心していた手が、不意に引っ掻くように、掴み掛かるように指を広げることで周りにいる人をおどかす。周り人は、驚き、恐怖を感じる。
貞子の役者は、集まった人を恐怖に陥れようと、ちゃんと演じているのですよ。

写真で手の違いに気づくのは、すごいことだと思います。私は間違いなく見逃してるでしょう。
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成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。
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