人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「表情の変化」は人を魅了する

※リンク先はYoutubeなのでお気を付けください。

マレフィセント(「眠りの森の美女」の魔女)
について書くのは少なくとも3度目だが、
ここ数日ヴィランズワールド
(ディズニーシーのハロウィーンショー)
の動画でのマレフィセントを見まくっている。
マレフィセントを撮り続けた26分のショー
1日2回、3回と見てしまうのだから
「見ずにはいられない状態」
と言ったほうが正確かもしれない。

そして、マレフィセントはあごの下から首にかけて
黒塗りしていることに気付いて驚いてしまった。
リンク先の1分00秒の所で止めるとわかりやすい)
顔もただ白塗りしているわけではなく
グレーのハイライトを入れて
こけた頬を演出しようとしているとわかり、
ショーでのマレフィセントは
肉眼では点のようにしか見えないはずなのに
細部まで作りこまれているなぁと感心していた。

更にいうと、途中休憩があるものの20分以上も
9月の残暑厳しい炎天下で
いかにも暑そうな衣装を着て完璧なメイクして、
汗の一滴もみせず曲に合わせて踊り続け、
クールな表情まで作り続けるのは
本当に訓練されていなければ出来ないと思った。
純粋に素晴らしいと感じている。


しかし、ヴィランズワールドの動画には
ミッキーやミニー主体のものもあるのに
それらの動画は面白く感じなかった。
その理由を考えていて示唆に富む文章に出会った。
「ヴィランズワールドのキャラクターで
マレフィセントとウィックド・クイーンだけが
”Real Face”だから、
自分はそれらに着目して動画を編集した」
というものだ。

だからか、と思った。
他のキャラクターは着ぐるみで表情が一定だが、
マレフィセントは表情の変化がリアルに見える。
自分は表情の変化を見ていて、それが
何度もリピートせずにはいられない原因なのかと。

クールな中に微笑するシーン、
顎を下げ、下から睨みつけるシーン、
顎を上げ、上から見下ろすシーン。
ショーのため大変大きな動きをしてくれるので
アスペルガーな自分にも表情がわかりやすいのだろう。
しかもマレフィセントにはセリフがあるので、
表情を理解する助けになっているのだろう。

表情の変化に人が魅了されるのであれば、
表情には余程気を付けなければいけないと感じた。
前の上司に「笑顔が出るようになると良いね」
とかつて言われたのは鮮明に覚えているが、
少しでも長い時間笑顔で居続けられるように
訓練しなければいけないと感じている。

いやー、しかし何度みてもマレフィセントは凄い。
顔全体を空に向けるほど反らす動きが何度もあるが
頭の角が顔に吸い付いているのもすごいし、
演者の耳の出っ張りが全く見えないのも
どうしているのだろうという感じだ。
床につく長いマントを着ていて
足はヒール靴なのに
マントを引っかけることなく
颯爽と動き続けられるのもプロだなぁと思う。

Commented at 2017-09-14 16:43 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by abcde354 at 2017-09-15 01:01
コメント有難うございます。経験不足により「気づき」が得られず障害がより重くなる、というご指摘は次の記事にもつながりました。アスペルガーであっても逃げずに色々な経験をして、想像力欠如を補ってほしいと思っています。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by abcde354 | 2017-09-13 01:22 | 社会適応 | Comments(2)

成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。


by abcde354