アスペルガー社会人のBlog

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継続は力なり~太極拳に思う

3週間ぶりに太極拳をやった。
右方向に進むべき所で左に動き、隣にいた方と衝突してしまった。
太極拳は習い始めて2年経つが、3週間で型を忘れてしまったことになる。
ここまで忘れるとは驚いた。

継続は力なり、そして、一旦やめるとすぐ忘れるということ。
何事もそうだろう。
心しなければいけない。
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by abcde354 | 2007-01-26 00:01 | スポーツ | Trackback | Comments(4)

『べてるの家の「当事者研究」』 浦河べてるの家

「べてる」本、6冊目。
雑誌『精神看護』に連載された「当事者研究」をまとめた本。
当事者研究13本と、べてるの家の川村医師、向谷地PSWのインタビューが掲載されている。
被害妄想、喧嘩、自己虐待など、アスペルガーにも役立つテーマが多く、参考になった。

中でも興味をひかれたのは、爆発の研究であった。
まとめておきたい。

①爆発のサイクル
1、爆発の準備行動
 爆発のきっかけを探し回り、餌をまき罠を仕掛ける時期
2、爆発
 爆発する
3、後悔・反省の時期
 自責と後悔の念に襲われ、人一倍反省する。
 「また、やってしまった」「おまえは何をやってもダメ」という<お客さん(思考)>が騒ぎ立てる。
 そのため、爆発を防ぐために対人接触を断ち、引きこもる
4、被害妄想、不安感、あせり
 引きこもると生活リズムが崩れ、服薬や通院も途絶えがちになる。
 不安感や孤立感がつのり被害妄想も増し、更に辛くなる。
 誰かに当たらないと気がすまなくなり、爆発の準備行動へ戻る。
 
②爆発の停止を阻む<お客さん>
1、自己否定
 「またやってしまった」「おまえは何をやってもダメ」
2、お節介型
 「ぼくが(誰かを)なんとかしてあげたい」⇒要求にこたえようとして疲れ、不満がたまる
3、比較型
 「彼にできたのだからぼくにもできる」⇒がんばってしまう
4、ほめ殺し型
 「あなたはケーブルをひいてオンラインゲームも出来る」⇒他者にケーブルをひいてしまうしかないので、他者に絡み、最後に爆発する。
5、誘惑型
 「一度くらいゲームしたって大丈夫だよ」

③爆発の連鎖を断てた時
仲間に「助けて」というSOSが出せた時に、初めて執拗な<お客さん>が自分から遠ざかっていった。

べてるの家の「当事者研究」
浦河べてるの家

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by abcde354 | 2007-01-21 00:53 | 読書 | Trackback | Comments(0)

リスパダール+メイラックス+リタリン=多幸感

あまりの眠気にリタリンを飲んだところ、不思議な感覚になった。
「ハイ」というより「幸せ」なのだ。

・リタリンのみ=攻撃的
・パキシル+メイラックス+リタリン=眠気覚まし
・トレドミン+メイラックス+リタリン=眠気覚まし
・メイラックス+リタリン=眠気覚まし

だっただけに、

・リスパダール+メイラックス+リタリン=多幸感

に驚いた。
リスパダール+メイラックスで、定型の脳に近づいたのだろうか?
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by abcde354 | 2007-01-17 21:53 | 自己分析 | Trackback | Comments(0)

『福祉を変える経営』 小倉 昌男

クロネコヤマトの宅急便を作り出し、ヤマト運輸会長を務められた小倉昌男氏の著書。
福祉に携わる人向けに、経営の基礎を分かりやすく説いている。

本書で印象に残ったのは、障害者雇用のあり方だった。

決して単純作業ではない高度な仕事も、健常者がそばについてカバーしながら教えていけば、ちゃんとできるようになる。ポイントは、障害者と健常者をペアで仕事させるということです。障害者の能力を伸ばすためには絶対に必要です。(p.90)

障害者同士で仕事をすると、甘えが出るということだろうか。

『障害者の経済学』と言い本書といい、
民間企業に勤めるならば平社員でも否応なく意識せざるを得ない経営的視点が
障害者福祉の世界で意識されてこなかったことには驚く。
しかし、逆もまた然りであり、勉学に励み、視野を広げる必要性を改めて感じた。

福祉を変える経営~障害者の月給1万円からの脱出
小倉 昌男

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by abcde354 | 2007-01-08 19:10 | 読書 | Trackback | Comments(2)

『安心して絶望できる人生』 向谷地 生良 浦河べてるの家

「べてる」本、第5弾。
本書は当事者研究の重要性を説いている。
前半では当事者研究の意義と方法を述べ、
後半では研究成果を収録している。

本書に収録されている研究成果は、自分にも参考になった。
研究対象となっている行為(爆発、人間アレルギーなど)は
アスペルガーでも発生する行為だからだ。
特に興味深かったのは「サトラレ」の研究だ。
自分の行為を悟られているという感覚に悩まされてきた当事者。
しかし、それは悟られているのではなかった。
自分の思いを口に出来ないために、体で相手に「悟らせていた」のだった。

一方、当事者研究の本だけあり、べてるの家の背景や歴史については詳しくない。
『悩む力』『べてるの家から吹く風』の方が、べてるの家を知るには参考になった。

安心して絶望できる人生
向谷地 生良 浦河べてるの家

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by abcde354 | 2007-01-08 15:31 | 読書 | Trackback | Comments(0)

言葉は場をつくる

最近、言葉は場をつくるのではないか、と思うようになった。
どうにも共通点が多いのだ。

自閉症スペクトラム白書にいじめに関する記事がある。
ふわふわ言葉が多ければいじめはすぐ解決し、
チクチク言葉が飛び交えばいじめは深刻化する、と書かれている。

『あなたから買いたい』の「売れる売り場の作り方」という話でも
以下のように書かれていた。
店員の吐く、愚痴、文句、諦め、事実ではないおべんちゃら、
そういった言葉には毒が含まれている。
毒の気配を感じるだけでお客様は売り場に寄り付かず売上が落ちる。
毒の濃度は役職の高さに比例する。


翻って自分の職場を考えた時、
「死ね、殺す」といったチクチク言葉や愚痴・文句が多いチームは
鬱による休職者や退職者が多い。
そして、役職の高い人間が口にした時ほど、休職・退職者数が多い。

どうにも、言葉は場をつくるように思えるのだが、いかがだろうか。
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by abcde354 | 2007-01-04 22:48 | 考察 | Trackback | Comments(0)

『障害者の経済学』 中島 隆信

障害者問題を経済学の視点から分析しようと試みた書物。
著者は慶應義塾大学商学部教授。脳性マヒの子供をお持ちだ。
自分のような中途診断者にとっては、障害者問題の歴史を知る良い契機になった。

特に、以下3つは障害者の現実を知る上で衝撃であった。
・1996年まで「優生保護法」という法律があり、障害者は中絶できたこと
・1979年まで障害者は就学免除されていたこと
・社会福祉法人の設立要件は、「基本資産を一億円以上保有した法人を設立すること、施設に供する土地や建物を法人が保有していること」

また、障害者に対する社会の見方についても言及されていた。
しばしば当事者が忘れがちの事であると感じた。
以下に引用しておきたい。

障害者とは、社会における「かわいそうな人々」であり、「助けてあげる対象」。
あるいは、障害を抱え、いろいろな意味で「頑張っている人々」であり、
いつまでも子供のような「純真な心」を持つ存在でなければならない。
したがって、障害者にとって分相応の行いというのは、
世間の人々にこうした印象を与え続けることなのである。(p.85-86)


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中島 隆信

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by abcde354 | 2007-01-03 17:11 | 読書 | Trackback | Comments(0)

『悩む力』 斉藤 道雄

「べてる」本、第4弾。
講談社ノンフィクション賞受賞作。
著者はTBSで社会部記者、外信部記者、News23プロデューサー等を歴任。

本書を一言で言えば、べてるの家の歴史や背景を掘り下げた書、となる。
「三度の飯よりミーティング」
「安心してサボれる職場づくり」
「そのままでいい」…
べてるの家にはいくつもの理念があるが、
それら理念の背景を垣間見ることが出来た。
べてるの家の深い部分に迫った書物といえるだろう。

特に印象に残ったのは、最終章「絶望から」であった。
文章をいくつか引用させて頂きたい。

(大尉というずばぬけて多くの問題を起こしたアルコール中毒患者に相対して学んだこと)それは、だれも大尉の代わりに生きることは出来ないし、大尉の問題を引き受けることもできない、大尉の問題はかぎりなく大尉に返していくしかない、ということだった。

「この人生を生きていてなんの意味があるのか」と考えてはいけない。「この人生から自分は何を問われているのか」を考えなければならない。

絶望からはじまり、深い幻滅をくぐりぬけ、ひたすら降りていく生き方のために、べてるでは苦労が与えられ、悩みが勧められる。絶望することが援助され病気であることが肯定され、そのままでいいという生き方、あるいはそのままでしかいられないという生き方が提唱される。不思議なことに、あるいは当然のこととしてそうなるのだろうか、その生き方は問題のあまりの多さにもかかわらず、ほかのどこでも見つけることのできない人々の顔つきの良さと、深い安心と、思いもかけない豊かさとを生み出している。


悩む力
斉藤 道雄

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by abcde354 | 2007-01-02 18:25 | 読書 | Trackback | Comments(0)

今年の目標

あけましておめでとうございます。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年の目標は「行動」と考えています。
昨年は、自分の生きづらさに「アスペルガー症候群」という診断名がつき、
障害の特徴をひたすら調べた年でした。
障害を知ったが故に、
定型と話をするのが怖くなった年でもありました。

今年は、障害の特徴を踏まえて、
社会倫理に則り、
社会との接点を少しでも広げていけたらと考えています。

不適切と思われることがありましたら、
遠慮なく御指摘頂ければ幸いです。

今年もよろしくお願い致します。
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by abcde354 | 2007-01-02 18:14 | ひとり言 | Trackback | Comments(0)


成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。
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