アスペルガー社会人のBlog

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「マインドマップ」でアスペルガーのセントラルコヒーレンスの弱さを補うという方法

自分はかなりセントラルコヒーレンスが弱い。
部分から全体を統合する力が弱いのだ。
先日は、全体を見れなかったために、
仕事で見積もりを6回もやり直しすることになった。
どうしたものかと悩んでいた時に、「マインドマップ」をご紹介頂いた。

早速マインドマップ本を取り寄せてみて驚いた。
マインドマップはトニー・ブザンが開発したノート術だが、
トニー・ブザンはレオナルド・ダ・ヴィンチやエジソンのノートを研究して
マインドマップを開発したという。
レオナルド・ダ・ヴィンチやエジソンといえば、
2人ともアスペルガーと言われている人ではないか。

そして、今日マインドマップを描いてみて更に驚いた。
新たな見積もり課題をテーマに描いてみたのだが、全体が見えやすいのだ。
恐らくマインドマップというものが、
左から右、上から下という一方向に視線が動く「表」ではなく、
セントラルイメージ(テーマ)を中心に放射状にブランチ(枝)が伸びており、
円を描くように視線が動いていく「絵」だからだろう。

アスペルガーの過去の偉人達は、
マインドマップのような工夫をしてセントラルコヒーレンスを補い、
数々の発明をしてきたのだと思うと尊敬の意を新たにした。
そして、マインドマップを更に習得することで
自分もアスペルガーの短所を補っていけるよう努力していきたいと思った。

ちなみに、自分は以下の本でマインドマップを勉強した。

できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ
トニー・ブザン

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by abcde354 | 2010-05-25 00:23 | 社会適応 | Trackback | Comments(10)

他者を受容できるようになったのは、自分が大多数と違うと分かったから

「受容」についてこちらにコメント頂いたので、
この話題を取り上げようと思う。

自分が他者を「受容」出来るようになったのは、
アスペルガーと確定診断ついて以後だ。
自分はほとんどの他者と違った感覚を持っており、
自分の感覚は大多数には理解されないと分かったためだ。

アスペルガーと診断される前は、
アドバイス頂いてもほとんど拒否かスルーしていた。
自分の感覚と相容れないものが大多数であったためだ。
かつての上司は大々的に愚痴っていたので
自分が「他者と決定的に違う」のだと気づいたのであって、
普通の愚痴り方であればスルーしていたであろう。

しかし、アスペルガーと確定診断頂いて以後は、
自分と相容れない感覚を「定型の感覚なのだ」と考え
アドバイスを受容してみる姿勢を持てるようになった。
前の上司のアドバイスを徹底的に受容してみて
前のプロジェクトが成功したことも、
受容を促進する要因となっているだろう。

受容が社会性の核なのであれば、
アスペルガーの確定診断は社会性を育むためにも重要ということになる。
アスペルガー傾向の周辺にいてお困りの方は、
本人にアスペルガーの確定診断を受けさせることで
解決の糸口が見出せるかもしれない。
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by abcde354 | 2010-05-21 23:20 | 自己分析 | Trackback | Comments(11)

アスペルガーという自覚は他者からもたらされる

アスペルガー傾向の本人が無自覚だというコメントを頂いて、
自分が「定型と決定的に違う」ことを自覚した時の事を思い出した。


自分の出来ないレベルが通常の「苦手」レベルではないと気づいたのは、
かつての上司、「困った」と愚痴っていた上司に出会ってからだった。

それまで、自分は確かに電話に上手く出られていない自覚があったが
通常の苦手の範囲内だと思っていた。
それまで、自分は確かにファイリングが綺麗に出来ない自覚があったが
通常の不器用の範囲内だと思っていた。
自分には他にも沢山の「出来ない」事があったが
この程度の「苦手」を持つ人はいるだろうと思っていた。

しかし、「困った」と愚痴っていた上司に出会って、
苦手レベルが通常の範囲を遥かに超えているらしいと知った。
直接言わず第三者に愚痴る当時の上司のやり方は今でも許せないが、
大々的に愚痴ってくださったお陰で
自分は苦手レベルが通常の範囲内ではないという自覚を持てた。


自分の場合に照らし合わせてみると、
アスペルガー傾向を持つ本人が違和感を持っていたとしても、
他者からの「定型と決定的に違っている」という刺激がなければ、
アスペルガーとまで自覚するのは難しいのではないか、と思う。
何故ならアスペルガーは可視化できる障害と違い「程度差」の問題だからだ。
周囲から見てとんでもなく出来ないレベルにあったとしても、
本人から見れば「これまでもそうだった、この程度は普通の事」の場合が多いためだ。

なので、アスペルガーの周辺にいる方々は
是非本人に「定型と決定的に違っている」ことを示してほしい。
そして出来ればアスペルガー疑いを言って頂けると有難い。
自分は服薬治療を受けアスペルガーの特性を勉強していく中で、
かつての上司から「とうふは人間変わった」とまで言われるようになった。
本人がアスペルガーの自覚を持てばかなりの変化はみられると思う。


ちなみに、電話対応、今も得意とはいえないが、
緊急の用の場合は自分から電話できるようにもなった。
ファイリング、こちらも得意とはいえないが、
チーム内共有するファイルのファイリング程度であれば
問題なく出来るようになった。
アスペルガーという自覚を本人が持って社会性の向上に努めていけば、
アスペルガーでも最低限のレベルは出来るようになるだろう。
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by abcde354 | 2010-05-11 04:26 | ひとり言 | Trackback | Comments(25)

アスペルガーの「お困り行動」は具体的に書いてください

職場のアスペルガー傾向の人間に「困っている」というコメントをこちらに頂いたので、
記事で皆様にコメントレスしたいと思います。

自分のかつての上司も、自分の事を「困った」と言っていました。
その上司が「困った」と周囲に愚痴っているのは自分も知っていました。
自分の行動は何故か目立ってしまうことも分かっていました。
しかし、「困った」と言われるだけでは
「どういう行動」がお困り行動なのか分かりません。
従って、自分はどこを直せばよいのか分からず、
定型からみると「お困り行動」を取り続けていました。

「お困り行動」がかなり矯正されたのは、前の上司に出会ってからです。
前の上司はどういう行動が困るのか、その場で具体的に示してくださいました。
お客様とのミーティングで自分が前の上司と違う見解を口にしてしまった時には、
ミーティングのすぐ後で、
「お客様への見解はチーム内で統一しておかなければいけない。
あの場で口を挟んではいけなかった。」
とご指摘くださいました。
具体的に行動を矯正してくださったお陰で
今の上司からは「お客様の所に一人で行って来い」と言われることすらあります。
前の上司から頂いたご指摘を綴った4冊のノートは
今でも時々読み直して自分の行動を見直す契機にしています。

前の上司とのプロジェクトは社内表彰も受けたプロジェクトで、
今の上司に言わせれば「奇跡的に」上手くいったプロジェクトだそうです。
前の上司のようにアスペルガーの使い方が分かっていれば、
定型同士では出すことの出来ない「奇跡的な」成果をあげることが出来ます。

従って、アスペルガーの「お困り行動」は具体的に示してください。
具体的な行動を書いていただければ、
アスペルガーにとって行動を見直す契機になりますし、
アスペルガーな視点からの解決策を提示することも出来るでしょう。
そして行動が矯正されていけば、
定型の皆様にとっても気持ちよく成果があがる環境になるのではないでしょうか。
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by abcde354 | 2010-05-06 23:28 | ひとり言 | Trackback | Comments(15)

調整が苦手とはこういうことだったのか

「お客様」と「今の上司」が新しいシステム運用方法を決めてきた。
自分は今の上司から運用を具体化するよう指示されたので、
「運用チーム」と相談しようと思い、メールを送った。
すると、「運用チーム」は新システム運用方法に難色を示してきた。

「運用チーム」を説得しようと試みたが、
「運用チーム」は新システム運用方法は認められないという。
自分は動きが取れなくなってしまったので「今の上司」に現状報告したところ、
『そういう場合に調整する方法は一通りしかないと思うんだけど?
お客様のシステムの運用なのだから、
「お客様」と「運用チーム」と「自分(=今の上司)」の話し合いの場を設定しなさい。』
とのことだった。

そこで、「今の上司」の言う通りに動かねばと「お客様」に電話をした。

とうふ:『「運用チーム」が新システム運用方法に難色を示しています。』
お客様:『そうしたら、一度「運用チーム」と話したほうが良いですかね?』
とうふ:『そうして頂けると助かります。』
お客様:『上司さん(=今の上司)にも話してありますか?』
とうふ:『話は通してあります』
お客様:『では、「自分(=お客様)」「上司さん」「運用チーム」で話し合いましょう』

あっさり事は決まった。


今回の事から何が分かったか。

「お客様(定型)」も「今の上司(定型)」も、
「運用チーム」という新しい関係者が出てきた今回の状況では
「お客様」「運用チーム」「今の上司」の三者で話し合わねばいけない、
と当然のこととして話してきた。

しかし、アスペルガーな自分は、指示を仰ぐまで
誰と何を話せば事が進むのかサッパリ分からなかった。

アスペルガーは調整ごとが苦手だと知識では分かっていたが、
調整出来ないとはこういうことなのかと、今回の出来事で実感した。
定型の決まり事をどうやって覚えていくか、
自分にとっては大きな課題だと感じずにはいられなかった。
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by abcde354 | 2010-05-04 17:39 | 自己分析 | Trackback | Comments(22)

就職面接では「堂々と」「素の自分を出して」みてください

「アスペルガーは早く社会に出たほうが良い、と思う」へのコメントに
就職面接の話が出てきましたので、
面接について思い出したことを書きたいと思います。

新卒で就職活動した当時、
自分はアスペルガーと分かっていませんでした。
ただ、素の自分では内定取れないと薄々感じていて、
何とか取り繕うとした記憶があります。

しかし、取り繕うとしようとした面接はことごとく失敗しました。

自分は2社から内定頂きましたが、
2社はどちらも「自分にとって魅力を感じない企業」でした。
正直、「面接に呼ばれたから受けに行った」だけで、
「相手にどう思われようともいい」という気持ちで面接に臨んでいました。
その結果が、内定だったのです。

「アスペルガー=就職面接で落ちる」と思われている方がいますが、
"必ず"就職面接で落ちるということはないと思います。
アスペルガーであっても定型にない魅力を感じれば企業は採用してくれます。
就職面接では、「堂々と」して「素の自分を出して」みてください。
そして、打率が悪くても落ち込まないで、
諦めずに活動してみることが重要だと思います。
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by abcde354 | 2010-05-02 21:19 | ひとり言 | Trackback | Comments(16)

アスペルガーは早く社会に出たほうが良い、と思う

就職活動に悩まれている方からこちらにコメントがありました。
皆様にも一当事者の考えとしてご参考になればと思いますので、
記事でコメントレスに代えさせて頂ければと思います。

自分は、アスペルガーは早く社会に出たほうが良いと思っています。
その理由は3つあります。
1.年齢が若い方が、失敗してもやり直しがきき易いこと
2.年齢が若い方が、社会に必要な能力の吸収が早いこと
3.年齢が若い方が、手に職をつけられること

1.「失敗してもやり直しがきく」ですが、
新卒で入った会社を注意散漫により数ヶ月で退職した後、障害と分かり、
英語と簿記を猛勉強して経理の正社員で雇用された人を知っています。
勿論、その人は並大抵でない努力をして今に至るわけですが、
フリーターから正社員に戻れたのは若かったことが大きいです。

2.「社会に必要な能力の吸収が早い」ですが、
社会は社会人に待ったなしで社会性を求めてきます。
大学のような生ぬるさではありません。
切羽詰って取り組む時に物事は非常によく身につきますが、
それは若ければ若いほどよく身につくものです。

3.「手に職をつけられる」ですが、
アスペルガーは広く浅くが求められるマネジメント職よりは、
深く狭くで勝負できる専門職の方がいいといわれています。
専門職として一流になるためには、努力と共に経験も必要になってきます。
早く社会に出て経験を積んだほうが、一流になれる可能性が高いと思います。

アスペルガーは研究職に向くから大学院まで出たほうが良い、
という意見があることは自分も承知しています。
確かに、研究好きなアスペルガーに大学院進学はお勧めです。
アスペルガーは好きなことには没頭出来ますので、
進学して研究者になればいいと思います。

ただ、大学で研究に没頭しているわけでもないアスペルガーは、
早く社会に出たほうがいいと思っています。
早く社会に出て、社会を体感して、その中で
「生活できて(=社会から求められ)、自分も没頭できること」
をみつけていきたいものです。
アスペルガーの没頭できる性質を生かして社会貢献できたら、
この上ない幸せではないでしょうか。
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by abcde354 | 2010-05-01 02:23 | ひとり言 | Trackback | Comments(6)


成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。
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