アスペルガー社会人のBlog

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他者を使うことを覚えないと一般就労ではやっていけない

今週も休日出勤していた。

仕事の量が多すぎて、どこまでやっても終わらない。
仕事の広さも丸暗記出来る範囲を遥かに越えている。
一々ドキュメントを確認しながら対応しているので、
仕事のスピードも今までより断然遅い。

上司には、自分は指示出しに徹しろと言われている。
しかし、アスペルガーな自分は指示出しが上手く出来ない。
自分でも勝算が見えないボンヤリな状態で説明してしまったり、
反対に良く分かっている部分だと概要省略で詳細のみ説明してしまったり、
指示出しの勘所が全く掴めていない。

上司には、また、ポイントだけ見て詳細は下に任せろ、と言われている。
しかし、アスペルガーな自分にとって
ポイントが分かる時というのは隅々まで理解している時である。
定型は概略だけみてポイントが掴めるのだろうか。

他者に仕事をお願いして成果を出すことを覚えないと
終わらない仕事の質量であることだけは、自分にも分かる。
しかし、「自分だったらこうする」が他者に通用しないアスペルガーな自分は、
どうしたら他者へのお願いの勘所を掴めるのか全く分からない。

最近空いている時間はマネジメントの本ばかり読んでいるが、
定型から定型へのお願いの方法は書いてあっても、
アスペルガーから定型にお願いする方法は当然書かれていない。

部下を持っている上司の皆様、
下に仕事をお願いする時の勘所を教えて頂きたいです。
どうかよろしくお願い致します。
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by abcde354 | 2011-05-23 00:24 | 社会適応 | Trackback | Comments(5)

「アスペルガーは同じ仕事の繰り返しのほうが過ごしやすい」は本当か

異動するために部下が出来る行動は何か」にコメント有難うございました。

頂いたコメントに以下のご意見がありました。
「同じ仕事の繰り返しのほうがアスペルガーは過ごしやすいのではないか」
このご意見はアスペルガー一般に対してよく言われることなので、
ここで取り上げてみたいと思います。

同じ仕事の繰り返しのほうが過ごしやすいのではないか、
短期的には一当事者である自分の経験に照らしても異論ありません。
新しい仕事を自分のものにするまでに
自分は定型の3倍の時間がかかると感じています。
環境変化にも自分は弱く、
職場が引っ越しした際は落ち着いて仕事出来るまでに
1年という時間を要しました。

しかし、アスペルガーも定型と同じく年を取っていきます。
自分自身、5年前は軽くこなせた徹夜作業がきつく感じるようになっています。
集中力や記憶力といった仕事の正確性に不可欠な能力も衰えを感じます。
同じ仕事を繰り返して同じ成果をあげにくくなってきているのです。

定型が年齢を経る毎に立場を変え仕事内容を変えていくように
アスペルガーも成果をあげ続けるためには仕事内容を変えていく必要がある、
と自分自身は感じています。
変化の速度や方向性は定型とは異なるものになるでしょう。
しかし、変化に弱いからといって変化させないというのは、
やがて成果が全くあげられなくなる日が来るだけだと感じています。

「アスペルガーは同じ仕事の繰り返しのほうが過ごしやすい」は本当か。
短期的には同じ仕事の繰り返しのほうが過ごしやすいです。
しかし、長期的視点では過ごしにくくなるだけと言わざるをえないでしょう。

アスペルガー当事者も、
楽だから、過ごしやすいから、周囲に勧められたから、と
安易に同じ仕事にしがみつかないよう心がけたいものです。
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by abcde354 | 2011-04-21 22:05 | 社会適応 | Trackback | Comments(3)

異動するために部下が出来る行動は何か

自分はこのBlogを始めた5年前から
ほぼ仕事内容が変わっていない。
同じ事を同じように繰り返す日々が続いている。

その状態を知っている社内の大先輩の一人が、
・今の状況は「飼い殺し」状態である
・早く今の上司から離れたほうが良い
と最近メールをくださった。

しかし、どうすれば異動出来るかがわからない。
大先輩は「○○したい」と主張し続けろ、
と教えてくださったが、
かつてその方法で異動を試み失敗したからだ。

「放出したい部下」が取る行動とはどういう行動だろうか。
数ヵ月後に今のプロジェクトは減員局面を迎えるので、
何としても今回は異動したい。
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by abcde354 | 2011-04-18 23:19 | 社会適応 | Trackback | Comments(5)

冊子「職場で使える『虎の巻』発達障がいのある人たちへの八つの支援ポイント」

沢山のコメント、本当に有難うございます。
レスつけられない状態が続き、申し訳ございません。
皆様のコメントは一つ一つ大切に拝見させて頂いております。
今後ともよろしくお願い致します。
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「職場で使える『虎の巻』発達障がいのある人たちへの八つの支援ポイント」

札幌市がつくった、アスペルガーを含む発達障害就労支援の冊子です。
友人にご紹介いただきました。
なかなか良く出来ていると思いましたので、リンクしておきます。
是非皆様の職場でもご活用ください。

「職場で使える『虎の巻』発達障がいのある人たちへの八つの支援ポイント」
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by abcde354 | 2010-09-05 23:36 | 社会適応 | Trackback | Comments(1)

アスペルガーのチームでの使い方2~ポジション2~

「アスペルガーのチームでの使い方~ポジション~」
に頂いたコメントを拝見して気がついたことがあった。

前のプロジェクトで自分が仕事しやすかったのは、
「前の上司とのみ連携すればよい状況」だったからだとずっと思ってきた。
しかし、それは原因の一つに過ぎなかった。
「全体を俯瞰出来る立場にいて、見通しがつけやすかった」
ことも大きな要因だったのだと分かった。

「上司とのみ連携すればよい」状況は新人時代もそうだった。
しかし、その頃は常に不安がつきまとっていた。
部分しか見えず見通しが立たない状況であったからだろう。

一方、前のプロジェクトで自分は不思議なくらい不安にならなかった。
当時、「前の上司と同僚Aの会話」から自分はチーム状況を俯瞰出来た。
また、前の上司はプロジェクト状況について常に教えてくださった。
前の上司は、お客様調整や社内調整についても
結果だけでなく経過を含めて逐次教えてくださっていた。

「見通し」はアスペルガーのポジションを考える上でも
大変重要なキーワードになりそうだ。
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by abcde354 | 2010-03-14 23:39 | 社会適応 | Trackback | Comments(8)

アスペルガーのチームでの使い方~ポジション~

出来不出来の差が激しいアスペルガーは、
チームのどのポジションに位置づけるかで貢献度が全く変わってくる。

自分自身が能力発揮でき、チームとしての評価も高かったのは、
前のプロジェクトの一時期だった。
以下がその時期のプロジェクト構成だ。

前の上司
  |____とうふ
  |
 同僚A
  |____
  |      |
 同僚B・・・ 同僚C・・・

その時期は同僚Aがプロジェクト内部の取りまとめを行なっていた。
同僚Aは同僚B,Cらの質問を取りまとめ、前の上司に回答を求めてきた。
同僚Aは同僚B,Cらの進捗管理も行ない、前の上司に報告していた。

そして、対外的業務は前の上司が全て行なっていた。
お客様や社内他部署との調整は、前の上司の仕事だった。

では、その時期自分は何をしていたかと言うと、
前の上司の仕事の一部を代わりに行なっていた。
同僚Aからの質問に回答したり、あがってくる成果物の検証を行なっていた。

アスペルガーな自分がその時期能力発揮できた理由は
「前の上司とのみ連携すればよい仕事だったので、気兼ねなく仕事出来た」
ことが挙げられると思う。
その時期、自分は基本的に前の上司としか会話していない。
前の上司と同僚Aとの会話は常に聞いていたが、口を挟むことはなかった。

もうすぐ新年度、プロジェクト構成の変わるチームも多いことだろう。
アスペルガーの処遇に悩む上司の皆様にご参考になればと思った。
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by abcde354 | 2010-03-13 23:45 | 社会適応 | Trackback | Comments(4)

アスペルガーの安心感の一要因は的確な状況把握

同僚Aが「仕事がない」とぼやいていた。
同僚Bが忙しそうにしていたので「Aさんに手伝ってもらったら?」と提案した所、
同僚Bは「リーダー(=今の上司)に相談する」と言って相談しに行った。
そうした所、リーダーは一言、「今、空いている人いないでしょ?」
同僚Bは何も言えなくなってしまった。

このような出来事があって思い出したことがあった。
前のプロジェクトで終電帰りをしていた時期、
自分は仕事が終わらなくて自宅に持ち帰ったことがあった。
勿論、誰にも分からぬように持ち帰ったつもりだった。
しかし持ち帰った翌日、前の上司からこんなことを言われた。
「家で提案を作ってきたのだよね?」

自分は大変驚いた。と同時に
ここまで的確に状況を把握してくださっているのならば、
前の上司は自分が危ない方向に行きそうになった時でも
適時に方向転換してくれると思ったものだった。


前のプロジェクトで自分は大変安心感をもって仕事できたが、
安心感の要因の一つはリーダーの的確な状況把握だったのだと気づいた。
アスペルガーの上司・同僚の皆様には、
是非的確な状況把握をお願いしたい。
的確な状況把握に基づくアスペルガーな部下の安心感は
アスペルガーの能力を生かす道につながるだろう。
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by abcde354 | 2010-03-11 23:24 | 社会適応 | Trackback | Comments(14)

2つ先の仕事まで割り当てておく~アスペルガーへの仕事の振り方~

今日は午前中に割り当てられた仕事が終わってしまった。
どうしようかなと思いつつ一応上司に声をかけたところ、
「そうだよね、空く頃だと思ってた。」とのことで、次の仕事がやってきた。

前の上司の時は「空く」ことがなかったと考えていて、思い出した。
前の上司は常に2つ先の仕事まで割り当ててくださっていたのだ。
「Aが終わったらB、Bが終わったらCをやっておくように。」といった具合だ。
Aが終わったら当然報告をする。
そうすると、Cの次はD、との指示を頂いていた。

アスペルガーな自分は、
2つ先の仕事まで分かっている状態だと見通しがつき、
精神的に大変安定して仕事を出来た。
そして、精神の安定は当然良い成果をもたらした。
前のプロジェクトは今の上司に言わせれば
「奇跡的にまで上手くいったプロジェクト」なのだそうだ。

ちなみに、前の上司は部下である自分を空けることはなかったと同時に、
「部下になった人には常に仕事を割り当てておかねばいけない」とも教えてくださった。
仕事を割り当てていない状態は最もモチベーションが落ちるからそうだ。

「常に2つ先の仕事まで割り当て見通しを立てやすくする」というスキル、
アスペルガーと付き合う上司・同僚の方にご参考になれば嬉しい。
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by abcde354 | 2010-03-08 22:15 | 社会適応 | Trackback | Comments(6)

上司の冷酷さがアスペルガーを救う

前の上司との仕事では安心感を持って仕事出来ていたのだが、
安心感を持てた理由がもう一つ分かった。

それは、部下の出来不出来の見極めが素早く的確だったということだ。

例えば、前の上司は当初とうふに折衝をやらせるつもりだったのだが、
とうふの状態をみて、折衝は上司自身で行うように変更した。
その一方、設計作業はとうふが得意と判断し、全てとうふに割り当ててきた。

今の上司は、折衝・調整・管理といった仕事も含めて
案件に関わる作業すべてを自分にやらせようとしている。
上司からすれば部下教育の観点でやっているのかもしれない。
しかし自分からみれば、部下の出来不出来の見極めが不十分となる。

前の上司は部下が苦手と判断したことはやらせなかった。
判断できず割り当てた仕事でも不出来なものは1ヶ月でやめさせた。
それはある意味冷酷なのかもしれないが、
自分にとってはその冷酷さが安心感を持てた一つの理由となった。
そして、冷酷に見極めて頂いたお陰で
チームとしても表彰されるほどの結果を残せた。

上司の冷酷さがアスペルガーを救う、
アスペルガーを部下にもつ上司の皆様に参考になればと思う。
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by abcde354 | 2009-12-30 20:33 | ひとり言 | Trackback | Comments(6)

人当たりの良い人に仕事は集まる

同僚(定型)の話。

その同僚は仕事が早いわけでもなく、
仕事の質が高いわけでもない。
どちらかといえば質の悪い仕事をして
その後始末のために新たな仕事を作ってくるのが常だ。

しかし、お客様はその同僚に仕事を頼んでくることが多い。

何故か。

それは、その同僚が大変人当たりが良いからだ。

同僚は人当たりが良いので、お客様は話しかけやすいようだ。
同僚は話しかけられるので必然的に仕事について話すことになる。
するとお客様は「同僚=仕事を"最も"よく理解している人」という認識になるようだ。

お客様としては少しでも詳しい人に仕事をして欲しいと思うから
仕事を最もよく理解していると認識している同僚に依頼してくる。
同僚は質の悪い仕事をして後始末の仕事が新たに発生するのだが、
「『"最も"よく理解している人』がやった仕事だから難しい仕事だったのだろう」
とお客様は考えるようだ。
従って、後始末に対して何も文句はなく、
かえってお客様と同僚との信頼関係が深まるようだ。


どうも、世の中はこういう構造になっているようだと最近ようやく理解した。
他人の気持ちを想像しにくく人当たりに難があるアスペルガーは
世の中をどう渡っていけば良いのだろう、と考えずにはいられなかった。
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by abcde354 | 2009-11-05 01:45 | ひとり言 | Trackback | Comments(10)


成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。
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