アスペルガー社会人のBlog

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『自閉っ子は必ず成長する』 服巻 智子

本書は『自閉っ子、自立への道を探る』の続編といえるだろう。
NPO法人それいゆの服巻智子先生と花風社社長の浅見淳子さんが
自閉でかつ働いている3人と対談している。

個人的にはこの本は大ヒットだった。
アスペルガーの就労中に生じる問題を的確に取り上げていると感じたからだ。
特に、アスペルガーの「実行機能の問題」には大変納得した。

「実行機能の問題」とは、以下のような問題を指す。
 ・計画が立てられない
 ・行動がなかなか起こせない
 ・変化への対応の困難
 ・切り替えのまずさ
実行機能の問題を抱えているからこそ、ルーティーン化するとハマルという。
良い行動のルーティーン化が
アスペルガーのより良い生活のためには重要だということだ。

就労中や就労を目指しているアスペルガー当事者にとって
自分の困難を理解するために一読の価値がある書物と思う。

自閉っ子は必ず成長する
服巻 智子

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花風社 2008-08
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by abcde354 | 2008-11-14 23:01 | 読書 | Trackback | Comments(4)

『大人のアスペルガー症候群』 梅永 雄二 佐々木 正美

この本では、
アスペルガー症候群の大人によく見られる行動と
行動に対する本人の気持ちが
図や絵を多用して示されている。

一例を挙げると、
「言われた事しかやらないFさん」という事例について
「自分は指示にキチンと対応している。間違ったことはしていない。」
という本人の気持ちが示される。
更に、本人がそう思う背景として、
「悪意を持ってしていることではなく、周りを見るのが苦手なだけ。」
というアスペルガーの特性が示されている。

当事者にとっては自分の行動特性を復習する一助となり、
支援者にとっては当事者の「変な行動」の意味を知る一助になるだろう。

<追記 2008.11.3.>
狸穴猫さんがBlogでこの本を書評しておられた。
アスペルガーの特性を勉強し尽された当事者の方の意見として、
こちらも参考になると思う。
「【書籍】大人のアスペルガー症候群」(アスペルガーライフBlog)

  
大人のアスペルガー症候群 (こころライブラリー イラスト版)
梅永 雄二 佐々木 正美

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by abcde354 | 2008-10-26 01:56 | 読書 | Trackback | Comments(20)

『図解自分の気持ちをきちんと〈伝える〉技術』 平木 典子

いつもコメント頂いている方から教えて頂いた本です。
「アサーション」という新しい世界を知ることが出来ました。
大変感謝しております。

「アサーション」とは

自他の権利を侵さない限り、自己表現してもよい

という意味だそうです。
そして、

人間は誰でもアサーションの権利を持っている、
権利を行使するもしないも自分の責任であり、
権利を行使しないからといって相手を恨んではいけない

考えてみれば当たり前のことですが、大変新鮮に感じました。

他にもこの本には気になる言葉が沢山ありました。
More以下に列挙してみたいと思います。
(Moreは、Tags:本 のすぐ上にあります。クイックしてみてください。)

図解自分の気持ちをきちんと〈伝える〉技術―人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ
平木 典子

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by abcde354 | 2008-09-07 23:30 | 読書 | Trackback | Comments(3)

『私はもう逃げない 自閉症の弟から教えられたこと』 島田律子

自閉症とはどのような障害なのか、その家族にはどんなことが起きるのか。
自閉症の弟を持つ姉の視点から、家族の30年間の歴史を描いている。

著者ご自身の感情が赤裸々に書かれているので、
自閉症が周囲からどう見られているのか、大変勉強になった。
ここに出てくる自閉症の弟さんはカナータイプであるが、
アスペルガーに当てはまる面もかなりあるように思う。

私はもう逃げない―自閉症の弟から教えられたこと (講談社文庫 し 83-1)
島田 律子

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by abcde354 | 2008-06-21 01:05 | 読書 | Trackback | Comments(0)

『訪問しないで「売れる営業」に変わる本』 菊原 智明

「手紙」を利用しお客様と「信頼関係構築」する方法が記された本。

前半では「信頼関係構築」に「訪問」ではなく「手紙」を使うメリットが示され、
後半では「手紙」の書き方が具体的に提示されている。

この本を何故この場で取り上げたかといえば
営業以外の個人的な「信頼関係構築」にも十分利用出来ると感じたからだ。
KYでリアルな会話が苦手なアスペルガーであっても
この本の方法を応用しホームページやBlogといった文章媒体を使って
信頼関係構築出来るのではないかと思ったためだ。


以下に「手紙」の書き方を要約しておく。

1.「手紙」の構成
 「手紙」は、1度目に送付する「自己紹介文」と
 2度目以降に送付する「挨拶文+お役立ち情報」に分かれる。

2.自己紹介文
 お客様は知らない人の意見には耳を貸さない。
 だから最初に自分を知ってもらうことが重要。
 自己紹介文は物語形式で記述すると良い。

3.挨拶文
 「手紙」を送る際に書き添える「自分を知ってもらう一文」のこと。
 例えば、「最近子どもがなついてきて嬉しい菊原です」。

4.お役立ち情報
 お客様にとって役に立つ情報のこと。
 営業マンが「知られたくない情報」ほどお客様は知りたがっている。

訪問しないで「売れる営業」に変わる本―4年連続No.1が明かす
菊原 智明

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by abcde354 | 2008-05-06 03:07 | 読書 | Trackback | Comments(2)

『ちゃんと人とつきあいたい』 井澤 信三

発達障害や社会的行動につまずきのある人への
ソーシャルスキルトレーニング(SST)について書かれている本。

前半では発達障害や社会的行動につまずきのある人の課題を提示し、
後半ではSSTを行なうべき場面の例とSST実施にあたってのポイントを記している。

この本では、社会的行動のつまずきを分かりやすくまとめてあった。
それによると、社会的行動のつまずきは3つに大別されるそうだ。

①行動に先行する状況・文脈を「読み取る」「理解する」ことが困難である
(相手の表情や周囲の状況・雰囲気を読み取ることが難しい)
②状況や文脈を読み取ったとしても、その際に、どのように振舞うべきか分からない
③行動や文脈を読み取り、社会的行動を遂行したとしても、強化されない場合が多い
(p.18-19)

また、ストレス処理についても印象に残った。
「自分のストレスに気付くこと自体が、
ストレスを処理する基本的スキルとなります。」(p.60)

自分にとって新たな発見は少なかったが、
社会的行動のつまずきを整理する良い機会になった。


ちゃんと人とつきあいたい―発達障害や人間関係に悩む人のためのソーシャルスキル・トレーニング ライフステージ
井澤 信三

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by abcde354 | 2008-05-04 01:02 | 読書 | Trackback | Comments(8)

『IS―男でも女でもない性』 六花 チヨ

インターセクシャル(IS)。
男でも女でもない性というものがあることを知った。
2000人に1人の確率で生まれてくるらしい。

そんなISの「星野春」を主人公にしたのがこの漫画だ。
生まれてから高校生になるまでの、生き様を綴っている。
周囲の無理解に苦しめられながらも、
目標を持って常に前を向いて歩くその様に魅せられる。

同じマイノリティとして、
マイノリティの苦悩と喜びを知るのは大変有意義なことだった。
自分も発達障害の世界に留まるのではなく、
様々なマイノリティの世界を知りたいと思った。

参考:Wikipedia 半陰陽
    三毛の庭

IS―男でも女でもない性 (2) (講談社コミックスKiss (521巻))
六花 チヨ

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by abcde354 | 2008-04-01 02:18 | 読書 | Trackback | Comments(4)

ビジネスを動かすのは私情

「ビジネスを動かしているのは私情と欲望、そして怨恨です。
アメリカには、女を取られた腹いせに相手の会社を乗っ取ったって話だってあるんです。」


『ハゲタカⅡ』下巻p.116で鷲津政彦が語った言葉だが、
これは非常に的を得た言葉だと思っている。
私情と欲望、怨恨がビジネスを動かす。
だから仕事では感情面に最も注意を払わなければいけない。
昨年までの上司も、
「部下を持った時に最も気をつけなければいけないことは
部下の『モチベーション』を下げないこと」
だとおっしゃっていた。

しかし、アスペルガーの自分には、相手の感情が理解できない。
そして他者のモチベーションを下げる行為ばかりをしてしまう。
「あなたのやり方ではモチベーションが下がってしまうよ。」と
上司から何度ご指摘いただいた事か。

ビジネスにおいて最も重要な「相手の感情の理解」。
アスペルガーな自分はどうやって定型の感情を理解していけばよいのだろうかと
考え込んでしまった今日一日だった。


蛇足だが、『ハゲタカ』シリーズ、
昨年のNHKドラマも面白かったが、原作はそれ以上にスリリングで面白かった。

NHK土曜ドラマ『ハゲタカ』ホームページ

『ハゲタカ』上巻
『ハゲタカ』下巻
『ハゲタカⅡ』上巻
『ハゲタカⅡ』下巻
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by abcde354 | 2008-02-05 01:01 | 社会適応 | Trackback | Comments(0)

ビジネスにあるのは「成功」か「失敗」かだけ

ビジネスには「正解」や「間違え」はありません。
あるのは「成功」か「失敗」だけです。
多くの利益を出す効率のいいビジネスがいいビジネスで、
赤字垂れ流しのビジネスは悪いビジネスです。
ただ、それだけです。


以上、『問題解決トレーニング (East Press Business)』から引用させて頂いた。

この文章をみてふと思った。
「如何に効率よく利益を出すか」上司はそれだけを考えているのではないか、と。
利益を出すためには自分にない考え方を取り入れたほうが良い場合もあり、
だから「自分にない考え方は勉強になる」と言ったのではないかと。
(win-winな関係でありたい、が効率や利益と合致するか自信ないが)

とにかく、「利益を出す効率のいいビジネスが良いビジネス」であることを、
常に念頭において仕事をしていこう。


問題解決トレーニング (East Press Business)
西村 克己

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イースト・プレス 2004-03-20
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by abcde354 | 2007-12-11 01:06 | ひとり言 | Trackback | Comments(4)

『ああ正負の法則』 美輪 明宏

土井英司さんの「ビジネスブックマラソン」で紹介されていた本。
分かりやすく簡潔に世の中の法則を説いてあり、
ビジネスブックマラソン」で絶賛されていたのも当然だと感じた。

この本を一言で要約すれば、
地球は<正>と<負>で出来ており、
それは人間一人ひとりに現象一つ一つに当てはまる、ということだろう。

自分自身は"アスペルガー症候群"というとてつもない<負>を背負っているが、
では、その<負>を相殺する<正>は何なのか考えてみたいと思った。

More以後に、印象に残った言葉をいくつか引用してみたい。

ああ正負の法則
美輪 明宏

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by abcde354 | 2007-10-10 02:20 | 読書 | Trackback | Comments(0)


成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。
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