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「落としどころ」のつかみ方

数日間連続でシステム監視する必要が出てきたため、
定型の同僚と臨時勤務体制について話し合っていた。

その話し合いの最後で同僚に言われたのが以下だった。
「まだ監視の日までに時間があるので、追々決めていきましょう。」
同僚は、とうふが提示した案いずれもに納得していないのだろう。
しかし、とうふは話し合いの中で「落としどころ」が全くつかめなかった。
同僚が言葉にしたことは案の中に反映していったつもりだったからだ。


そもそも自分が「落としどころ」という言葉を知ったのは数年前のことだが、
初めて聞いたときの衝撃を今でも鮮明に覚えている。
話し合いというアスペルガーな自分にとって無意味に思える時間は
「落としどころ」を探るためにあったのだと理解したからだった。

しかし、「落としどころ」という言葉を知っても
「落としどころ」を掴むのは大変難しいと今日改めて思い知った。
「落としどころ」を掴むには言葉を聞き取るだけでは不十分なようだからだ。


さて、数日中に同僚も納得出来る勤務体制案を作らなければいけない。
「落としどころ」はどこにあるのだろうか。
「落としどころ」を掴むために皆様が気をつけておられることがあったら、
是非コメント頂ければ嬉しい。
Commented by ちむ at 2010-03-17 23:48 x
「「だったらしょうがない」とみなが思うだろう」とみなが思う状態にすることです。
メタな条件ですけどね。
「「だったらしょうがない」と思ってるのは俺だけ?」と思ってる人が混ざっている間は、落としどころに到達しないですよね。
Commented by JOE at 2010-03-18 01:06 x
一般的な方法ではありませんので、そこはご容赦ください。
私は私以外の人間(というかキャラに見立てて)に感情移入してみます。
そして、この線で譲らないならこの人(キャラ)カッコ悪くなるな…という線を把握した上で、自分の譲れるギリギリの線を模索します。
私は創作表現者を目指しているので、物語的に見てバランスのよいところを「落としどころ」にしているのだろう、と思います。
いわゆる第三者(読者)的に見て、納得のいく話という流れですね。
Commented by E2 at 2010-03-18 02:06 x
とうふさん

「仕事上で」「メンバー数が少なく(2~3人)」「数日以上の時間がある」という条件であれば、
・自分の案をたたき台として提出
・レビューをしてもらい、要修正点(不備の指摘・意見の募集)を箇条書きにしてもらう

上記2点、つまり修正案をもって再度打ち合わせを行う、というのを繰り返すという方法があります。

長々話しあって落とせないということは、成果物に関して認識のずれがある(もしかしたら夜勤になったメンバーには不都合があるのかもしれない・負担が誰かに集中しているかも?)ということですので、「相手の重視するポイント」「自分の案とのずれ」を明示してもらったほうがよいかと思います。

口頭・メールどちらでもよいので、数度のレビューがあればよいものができると思います。
Commented by E2 at 2010-03-18 02:22 x
また、今回のケースではもう一つ可能性があります。

もし今回が初めての、簡単な打ち合わせだったのであれば、定型の同僚のほうでも意見がまとまっておらず、ポイントを整理する時間が欲しかったのかもしれません。

いずれにせよ、「今回の話し合いで、気になっている点はございませんか?」「私が見落としている点はありますか?」「作成した案への要望をお聞かせください」といった旨を伝えれば、明示を促すことができます。

普遍化すれば、「あらかじめ相手の都合や異なる視点を盛り込んだ上で手をつける、意見を言う」ということであり、それを明示化するのが、ASとしての対応効率化を図る上で大事なことと思います。

ご参考となれば幸いです。
Commented by E2 at 2010-03-18 02:27 x
失礼します。

今気がつきましたが、とうふさんは既に相手の意見を盛り込んでいらっしゃるのですね。。そうすると難しくなります。。

自分であれば、「念のため漏れがないか確認したい」というスタンスでもう一度確認、というところですね。検討の時間が欲しいだけかも知れません。

うまくまとまらず、申し訳ありません。

Commented by junseok at 2010-03-18 07:33 x
こんにちは。

すいません。
「落としどころ」って何ですか?
ネットで調べてもちんぷんかんぷんでした。
Commented by みにもる at 2010-03-18 11:38 x
自分も相手も100%納得できる、という案は、はっきりいって難しいのでは。
譲歩しあって双方が70%くらいで納得できる案が、「落としどころ」なのではないでしょうか?
つまり「落としどころ」=「折衷案」なのではないかなと、私は考えますが。
まちがっていたらごめんなさい。
Commented by ちむ at 2010-03-18 20:22 x
「おとしどころ」とよぶからには、「だれもに不満が残るんだけどど、合意は形成される状態」で、JOEさんやみにもるさんのお書きのような状態だとおもいます。私が最初にかいたのも同じような意味のつもりです。皆で案を出し合って、満足できる一つのものをつくるのは、別の話だと思います。
Commented by マルマル at 2010-03-19 06:57 x
「落としどころ」というからには、高みにある相手の気持ちをこちらに落とす・・・つまり相手の納得や理解や共感やOKを得る、という意味合いがあると思います。
日本語的には、どちらかというと男言葉で、営業など戦略的な場面で使われることが多いと思います。
ちょっと解りにくいいいまわしですよね。
Commented by ちむ at 2010-03-19 12:36 x
定義はそれておして、元は

>「落としどころ」を掴むために皆様が気をつけておられることがあったら

の話だったので、私は最初のように書きました。全員が満足した状態にできないという前提の下で、どうやって合意形成するかという話ですよね。「だれもが同程度に不満をもっている」ということで全員の合意を取るように気をつけています。
Commented by TAKMIN at 2010-03-20 01:03 x
リンク承認、ありがとうございました☆
少し、ご連絡遅れてしまい、すみませんでした。
Commented by マルマル at 2010-03-20 06:45 x
ひとつの視点の角度ですが、相談やディスカッションにおいて、早急に答えを出さなければいけない場合は、Q&Aの形式で良いと思うのです。
でも、時間の猶予がある場合、人によっては「なんとなくだらだら話し合いたい」という会話自体で時間を過ごしたい人も居ます。
「それは合理的でない』「時間のムダ」と一笑に付さないで下さい。

内容もさることながら会話する「時間」や「回数」そのものを重ねて・・・つまりコミュニケーションが熟したと感じてから「そうしましょう」という決心にたとたどり着きたいタイプの人は案外多いです。
それがベストプランであっても「1回ではじきだす答えは確信が伴わないので、何回も会話することにより、さらに他の人にも聞いてみて、納得感を熟成させたい」・・・これは、頭脳より心情で求める確信の感じ方で、女性はこういう心情の持ち主は多いと思うのです。
ですから、相手の考え方や感じ方や迷い方の「歩調」ととらえて、「まだ、ゆっくり考えたいんだな」と「そうね、私もさらに考えてみるわ」という合わせ方で良いと思います。
Commented by junseok at 2010-03-20 13:11 x
こんにちは。
皆さんのコメントを拝見すると「相手を妥協させるポイント」という感じなんですかね。ありがとうございました。

ところでとうふさん。

孫子の兵法書はごらんになったことありますか?
たぶんお役に立つと思います。
Commented by ちむ at 2010-03-21 10:54 x
ううむ。話が通じている気がしないです。
条件面では各人が納得できないものに合意させるから「おとしどころ」という特殊な表現をしてるんですよね。そもそも条件面で納得できるポイントがあるなら、単なるWIN-WINの協力です。それはお互いに欲しい条件を明言してすり合わせるだけで完了するでしょう。
とうふさんの最初の質問は LOSE-LOSEの合意を形成させるのに気をつける点だと思います。そういう特殊な合意を形成させるには、「条件の刷り合わせ」等では全然足りなくて、合意すべき全員が、お互いに全員の心情を理解しあって「全員LOSEしてる。けれど合意形成されなかったら、もっとLOSEする。」と実感するところがポイントだと思います。。。。。 通じたかな?
Commented by 俊太 at 2010-03-22 09:31 x
こんにちは。

落とし所ですかぁ^^

う~ん、自分はなるべく自分の
気持ちに注目して、自分の本音を
まず知ること。


そして、相手の本音をなんとか引き出すこと
を気をつけています。
大義名分より、相手の~したいという気持ちですね。


本音が「家に早く帰りたい」とか
「仕事が辛い」だとしても受け入れて、
自分と相手、両方の意見がなるべく
通るような方法を模索します。

表面上の言葉だけに気を使っても、本音にアプローチ
しないとどうもしこりが残るというか解決しない感じがして
います。
Commented by じゅんこ at 2010-03-26 00:36 x
「落としどころをつかむために気をつけていること」
今回のとうふさんの場合ですと、まだ対立しているということではないように見受けられたので、意見がくいちがってしまった場合のおとしどころとは、ちょっと違う感じがしました。最終決定までにはまだ日にちがあり、もう少し猶予があるため急いで今決める必要もないので、「追々決めていきましょう」という提案を相手がしたという解釈はいかがでしょう?相手は上司ではなく同僚という設定で、その同僚と一緒に相談して決定していくということが自分に与えられた責務という設定で考えてみました。(違っていたらごめんなさい)相手の意見を取り入れた案を提出しているわけですから、まったなしの最終決定をしなければいけない時期の少し前に、「そろそろ決定したいと思うのですが、あの時の私の案で納得いかない部分があったら提示してください、一緒に考えてみましょう。」と相談を持ちかけてみます。互いの意見をきちんと聞きあい、納得できる内容を選択していくという姿勢があると、討論(くいちがう意見の対立)ではなく協議(相談)が成立するのだと思います。これはお互いの努力が必要になります。参考になればうれしいです。
Commented by abcde354 at 2010-03-28 23:59
皆様コメント有難うございました。またコメントの中の質問に対してお答えいただき有難うございました。「落としどころのつかみ方2」に考えたことをまとめてみました。しかし、相手の「心情」にフォーカスするというのは、非言語が読み取れないアスペルガーにとって大変難しい課題ですね。
junseokさん、本の紹介有難うございます。『孫子の兵法』は何度か読んでいるのですが内容を全く忘れてしまったのでもう一度読み返している所です。どうも有り難うございました。
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by abcde354 | 2010-03-17 22:50 | 社会適応 | Comments(17)

成人アスペルガー症候群当事者とうふ(2006年確定診断済)が綴る、アスペルガー的社会人生活。


by abcde354