『「べてるの家」から吹く風』 向谷地 生良
2006年 12月 09日
「べてる」本、第3弾。
「べてるの家」創設者といっても過言ではない向谷地PSWの雑記集。
べてるでのエピソードだけでなく、
べてる外でのエピソードやPSWとしての信条も記述されている。
向谷地PSWの人間的深さと洞察力に感嘆せずにはいられない。
向谷地PSWの信条は、「安心して絶望できる援助」。
向谷地PSWは常識を破って自宅や携帯の電話番号を公開している。
患者さんの自宅への不意の来訪もよくあること。
向谷地家の子供さん達は、患者さん達が世話をし、その中で成長したそうだ。
24時間365日SOSを受け入れてもらえる体制、是々非々で叱ってもらえる安心感。
それこそが、患者さんが「あきらめ」「心を開き」「人と関わり」「気持ちを言葉にする」
ことを可能にしているのではなかろうか、と思わずにいられなかった。
また患者としての発見は、以下3点にまとめられる。
①は新たな発見であった。
①自分の行為に対して「悩んでいること」「何とか改善しようとしていること」
が周囲に伝わっていなければいけない。
「悩んでいる」ことが周囲に伝わっている時は「脈あり」だそうだ。
②自分一人では回復(改善)できないことを認め、
専門家や周囲の人を大切にすること。
専門家や周囲の人たちとともに、自分に向き合い、掘り下げなければいけない。
③「自分の回復は万人の回復につながっている」というつながり意識を常にもつこと。
「べてるの家」から吹く風
向谷地 生良
いのちのことば社 2006-03-22
売り上げランキング : 30593
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べてるでのエピソードだけでなく、
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向谷地PSWの人間的深さと洞察力に感嘆せずにはいられない。
向谷地PSWの信条は、「安心して絶望できる援助」。
向谷地PSWは常識を破って自宅や携帯の電話番号を公開している。
患者さんの自宅への不意の来訪もよくあること。
向谷地家の子供さん達は、患者さん達が世話をし、その中で成長したそうだ。
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それこそが、患者さんが「あきらめ」「心を開き」「人と関わり」「気持ちを言葉にする」
ことを可能にしているのではなかろうか、と思わずにいられなかった。
また患者としての発見は、以下3点にまとめられる。
①は新たな発見であった。
①自分の行為に対して「悩んでいること」「何とか改善しようとしていること」
が周囲に伝わっていなければいけない。
「悩んでいる」ことが周囲に伝わっている時は「脈あり」だそうだ。
②自分一人では回復(改善)できないことを認め、
専門家や周囲の人を大切にすること。
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by abcde354
| 2006-12-09 11:16
| 読書
|
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