『べてるの家の「当事者研究」』 浦河べてるの家
2007年 01月 21日
「べてる」本、6冊目。
雑誌『精神看護』に連載された「当事者研究」をまとめた本。
当事者研究13本と、べてるの家の川村医師、向谷地PSWのインタビューが掲載されている。
被害妄想、喧嘩、自己虐待など、アスペルガーにも役立つテーマが多く、参考になった。
中でも興味をひかれたのは、爆発の研究であった。
まとめておきたい。
①爆発のサイクル
1、爆発の準備行動
爆発のきっかけを探し回り、餌をまき罠を仕掛ける時期
2、爆発
爆発する
3、後悔・反省の時期
自責と後悔の念に襲われ、人一倍反省する。
「また、やってしまった」「おまえは何をやってもダメ」という<お客さん(思考)>が騒ぎ立てる。
そのため、爆発を防ぐために対人接触を断ち、引きこもる
4、被害妄想、不安感、あせり
引きこもると生活リズムが崩れ、服薬や通院も途絶えがちになる。
不安感や孤立感がつのり被害妄想も増し、更に辛くなる。
誰かに当たらないと気がすまなくなり、爆発の準備行動へ戻る。
②爆発の停止を阻む<お客さん>
1、自己否定
「またやってしまった」「おまえは何をやってもダメ」
2、お節介型
「ぼくが(誰かを)なんとかしてあげたい」⇒要求にこたえようとして疲れ、不満がたまる
3、比較型
「彼にできたのだからぼくにもできる」⇒がんばってしまう
4、ほめ殺し型
「あなたはケーブルをひいてオンラインゲームも出来る」⇒他者にケーブルをひいてしまうしかないので、他者に絡み、最後に爆発する。
5、誘惑型
「一度くらいゲームしたって大丈夫だよ」
③爆発の連鎖を断てた時
仲間に「助けて」というSOSが出せた時に、初めて執拗な<お客さん>が自分から遠ざかっていった。
べてるの家の「当事者研究」
浦河べてるの家
医学書院 2005-02
売り上げランキング : 47288
おすすめ平均
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雑誌『精神看護』に連載された「当事者研究」をまとめた本。
当事者研究13本と、べてるの家の川村医師、向谷地PSWのインタビューが掲載されている。
被害妄想、喧嘩、自己虐待など、アスペルガーにも役立つテーマが多く、参考になった。
中でも興味をひかれたのは、爆発の研究であった。
まとめておきたい。
①爆発のサイクル
1、爆発の準備行動
爆発のきっかけを探し回り、餌をまき罠を仕掛ける時期
2、爆発
爆発する
3、後悔・反省の時期
自責と後悔の念に襲われ、人一倍反省する。
「また、やってしまった」「おまえは何をやってもダメ」という<お客さん(思考)>が騒ぎ立てる。
そのため、爆発を防ぐために対人接触を断ち、引きこもる
4、被害妄想、不安感、あせり
引きこもると生活リズムが崩れ、服薬や通院も途絶えがちになる。
不安感や孤立感がつのり被害妄想も増し、更に辛くなる。
誰かに当たらないと気がすまなくなり、爆発の準備行動へ戻る。
②爆発の停止を阻む<お客さん>
1、自己否定
「またやってしまった」「おまえは何をやってもダメ」
2、お節介型
「ぼくが(誰かを)なんとかしてあげたい」⇒要求にこたえようとして疲れ、不満がたまる
3、比較型
「彼にできたのだからぼくにもできる」⇒がんばってしまう
4、ほめ殺し型
「あなたはケーブルをひいてオンラインゲームも出来る」⇒他者にケーブルをひいてしまうしかないので、他者に絡み、最後に爆発する。
5、誘惑型
「一度くらいゲームしたって大丈夫だよ」
③爆発の連鎖を断てた時
仲間に「助けて」というSOSが出せた時に、初めて執拗な<お客さん>が自分から遠ざかっていった。
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by abcde354
| 2007-01-21 00:53
| 読書
|
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